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何回か電話もした、家も何回か行ったけどAは出てこうへんかった
でも、話せんことには俺ん中で決着つけられへん
そんなある日、急に電話が繋がった
「 ……もしもし 」
章「 もしもし？！良かったぁ、やっと出た…… 」
家もおらんし電話も出んから事故でも起こしたんかめっちゃ心配やった
声聞く限り何ともなさそうや
「 どう、したの？ 」
Aの声は、何かに怯えてるようだった
章「 いや、話したいことあるから…… 」
「 別れ話、でしょ？」
会って話したい、と言おうとしたのをさえぎられた
章「 えっ、なんで…… 」
なんで、気づいたん？
ほんまに、わけわからへん……
章「 いや、そうやねんけど、ちょっと会って話がしたい、てゆーか聞いてほしいねん 」
「 わたしに話したいことなんてないよ？だからもう、別れるってことでしょ？」
なんでそんなに、会うことを拒むん？
俺は無理矢理にAの家に行くようにこじつけた
鍵は開けてるから、勝手に入ってええって言うてくれた
俺は慌てて家を飛び出した
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作者名：唯奏 | 作成日時：2017年12月11日 1時
