好きじゃない . 3 (ページ37)

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冬休みが明けて私は無事に、名古屋の大学に合格した

そのとき、初めてさやとかえに全てを打ち明けた

" ユナコ "という誰かわからない女の人のこと

やすくんの従兄弟に言われたこと

黙って、彼らから離れること

彼らの前から姿を消すこと

さやとかえは黙って聞いてくれて

3人で泣き明かした

次の日3人とも目が真っ赤で、

３人で爆笑した

やすくんにはめちゃくちゃ心配されたけどね、

さやとかえも無事に大学に合格して

やすくんは大学には行かず、関ジャニ∞一本で頑張ると語ってくれた

卒業も近づいてくる中、ゆっくり引越しの準備、親戚にも話に行って

荷物を少しずつ大学の寮に送った

やすくんには荷物が減ったことに気づかれたけど

断捨離した、と嘘をついた

そして近づいてくる卒業

やすくんとは変わらず仲良くしてて

卒業したら、デートの約束をした

そこで、別れ話を切り出そう

ちゃんと、分かってもらう

わたしが邪魔だと思われる前に、やすくんたちの前から居なくなるのだ

これで、全てうまく収まる

計画してるうちに卒業式なんてあっという間にやってきた

信ちゃんたちも来てくれて、相変わらずきゃーきゃー騒がれてた

こんな信ちゃんたちも、テレビからしか見れなくなるのかと思うと

少し寂しくなる

でも、もう決めたことだから仕方ない

卒業式はさやとかえと功ちゃんと、みんなで泣きながら笑った