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「 ジャンケンポン！ 」
さ「 ああああああああ負けた！！くっそ！」
か「 はいさんきゅーわたしガリガリ君 」
「 じゃわたしパピコ！」
月日が流れるのはあっという間で気づけば夏休み
受験生のくせしてのんびりコンビニでアイス奢りを掛けたじゃんけん
青春してるって感じ！
さ「 Aって安田とデートの約束してへんの？」
さやがピノを口にほおりこみながら言う
「 ああ〜やすくんは忙しいから約束してないよ、さやは？彼氏は？」
さ「 もち♡花火大会行くねん〜〜 」
か「 うわぁリア充しとるなぁ、羨まし 」
三人アイスを頬張りながらコンビニの外で座り込む
「 そんなかえは？裕くん誘わないの？」
か「 は！？？？無理！！！絶対無理！！！！」
首をぶんぶん横に振ってる
さ「 ええやん〜誘えって〜ほら、連絡先交換できたんやろ？」
そう、修学旅行終わってからかえは裕くんと遭遇したらしく連絡先を聞き出すことに成功している
か「 はずい！花火大会とかハードル高い！」
赤くなりながら叫ぶかえを見て恋する乙女もいいな、なんて呑気に思ってしまった
さ「 ああもうじれったい！ほら、今すぐ電話かける！ほれ！」
いつの間にかさやの手にはかえの携帯
画面には 横山先輩、と表示されていて発信中となっている
か「 きゃあああ待って！え！心の準備が！」
３コールくらい鳴ったあと裕くんの声が聞こえる
さ「 ほら、かえ！」
小さい声でかえに携帯を差し出す
さやは、凄い……
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作者名：唯奏 | 作成日時：2017年12月11日 1時
