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「シブキサンっ!!」
声の方を見れば、息を切らして立ち尽くす影山くんの姿。
『遅いよ』
文句とは裏腹に私の顔は綻んだ。
『あと、その格好寒くない?』
よくよく見れば、影山くんはこの極寒の中、何とハーフパンツだった。
「……何でいるんすか」
ここに来てからずっと黙っていた影山くんが低い声で言う。
『いなきゃいけないと思って』
「こんなに暗いのにですか?時間も遅いのにですか!?」
影山くんが怒鳴った。
この公園は広いから、住宅とかに騒ぎは聞こえてないだろう。多分。そう思いながら、影山くんに近づいた。
巻いていたマフラーをといて、少し背伸びをして影山くんの首に巻きつけた。
『だって、私のこと呼びながら来たじゃん。会いたかったでしょ?』
ニッ、と笑う。
瞬間、影山くんの腕が私を抱え込んだ。
『わっ、ちょっ、』
「……会いたかったです。居てよかった……」
そう、私の首筋に頭を擦り寄せる。
ぎゅう、と強い力で抱きしめられ、影山くんの匂いが私を包んだ。
「シブキサン」
耳元で囁かれる。
「待っててくれてありがとうございました。
あと、待てせてスミマセン」
『ん。いいよ』
「ケータイの充電、切れてたんです。日向と自主練してて、さっき日向に訊かれて知りました」
『めっちゃ慌てたんだ?』
「うす、スミマセン」
だから、カバンだけ持ってダッシュしてきました、みたいな格好なのか。
『あの、そろそろ離してください』
影山くんは、しぶしぶと、でも離し際にしっかりと一度抱きしめてから私を解放した。
「腰、細いですね」
とりあえず、一発背中にモミジを付けておいた。
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いあ(プロフ) - ( ´ ▽ ` )ﾉさん» ありがとうございます!楽しんでいただけたようで、何よりです^_^楽しみに待っていて下さいね! (2020年4月15日 7時) (
レス) id: 8bf363f988 (このIDを非表示/違反報告)
( ´ ▽ ` )ﾉ(プロフ) - 完結おめでとう御座います！最後までキュンキュン楽しかったので終わってしまって少し寂しいです、、(;_;) 続編、是非書いてください！楽しみにしています(^^) (2020年4月15日 2時) (レス) id: 6e1c4f7906 (このIDを非表示/違反報告)
いあ(プロフ) - 萌川。さん» ありがとうございます!本当に嬉しいです。分かりました(笑)続編も前向きに検討しますね!! (2020年4月14日 19時) (レス) id: 8bf363f988 (このIDを非表示/違反報告)
萌川。(プロフ) - 完結おめでとうございます！この世に素晴らしいお話を産み落としてくださり本当にありがとうございます。とても美しくて尊い物語と出逢うことができて私は本当に幸せ者だと思います。作者様が楽しんで描けそうであれば、2人のその後の時間を是非とも覗かせて欲しいです (2020年4月14日 13時) (レス) id: 80fbd1d73c (このIDを非表示/違反報告)
いあ(プロフ) - あこさん» ありがとうございます!あこさんのコメントはいつも本当に嬉しくて、とても励みになりました。続編についても、前向きに検討しますね! (2020年4月14日 11時) (レス) id: 8bf363f988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珈琲屋 | 作成日時：2020年3月31日 14時
