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ぐぅくんは私の唯一無二の存在。
「ぐぅくんがいなくなっちゃったら私どうなるんだろう｡」
『俺はいなくならないよ｡』
「そんなの口だけじゃない｡でも信じてる｡」
なんて言って、にっこり笑ってみせた｡
今は放課後で､私たちはいつも放課後の誰もいない教室に残って少しおはなしして帰る｡
まぁ､帰ってる時もはなすし､家でも話すんだけど｡
だって私たち､同棲してるし。
高校生で同棲ってなかなかないよなぁ｡
なんて考えてたら
ぐぅくんが口を開いた。
『そろそろ帰ろっか｡暗くなるし｡』
「あ､そうだね｡帰ろっか｡」
「今日のご飯何にしよっかなぁ｡なにか食べたいものでもある？」
『んー､俺はなんでもいいよ｡でも､決まってないんならカレーとかの気分かな｡』
「カレーライス！いいね｡すぐ作るからね。」
『いつもありがとな｡』
帰り道でもそんなたわいない話をしてる｡
でもそれが楽しいし､こうやってぐぅくんと手をつなぎながら一緒に入れるだけで幸せ｡
ぐぅくんはとっても甘い｡
そこら辺にいる変な苦い男とは違って……甘くて優しくて､私だけを愛してくれる私の大切な人｡
そんなことを思ってぐぅくんをみていたらつい頬がゆるむ｡
『ん？どうした？』
「いや､ぐぅくんってほんとにかっこよくて甘いなぁって思ってただけだよ｡」
『なんだそれ｡甘いってなんだよ』
あぁ､こういう風に照れてる顔も甘いなぁ｡
いつも私に微笑んでくれる｡その笑顔が大好き｡
甘くて､その汚れのない笑顔｡
.
.
.
誰にも壊させないからね｡
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作者名：うさぎ | 作成日時：2018年12月16日 1時
