第五十六話 ページ8
天体『…アナタのような身勝手な大人のせいでAは苦しんできたんだ、これ以上怒らせないでください』
彼の行動は異常で意味不明なことばかりしてくる
――Aのためにこの男を利用しようと考えたがやめたほうがいいのかもしれないな…
安室「…昨日腕を掴んだ時、あまりにも脆そうな細腕だったので栄養が不足してると思って勝手ながら用意させて貰いました」
安室「このままではAさんはいずれ体調を崩しかねない、それは貴方たち他の人格も気付いているはずですよね？」
天体『…ボクらが表にいる時は交代できちんと食べるようにしてるけど、Aにとっては嫌な思い出があるから食べたくても多くは食べられないんです』
天体『だから、この紙袋の中身は受け取れません』
そう言って、無理やり紙袋を安室さんへ突き返した
天体『…そろそろ出ないと電車に乗り遅れるので真面目に帰って貰えませんか？』
安室「だったら車で学校の近くまで送りますよ？僕もポアロに行くのでついでですがね」
天体『…本当に何が目的ですか？ボクらに構うメリットがアナタにあるとは思えない』
安室「何度だって言いますよ、主人格のAさんを守ろうとするのは当たり前の行動だと思いますが貴方たちはもっと周りを頼るべきだ」
安室「食事の件だって、思い出が原因で栄養不足になっているのでしたらAさんに食事の必要性を伝えるべきじゃないですか？」
天体『何も知らないくせに勝手なことを言うな！』
デリカシーのない言葉に腹が立ってしまい、つい声を荒らげてしまった
天体『…Aは、母さんから食事の際に躾という名の暴力を受け続けていたんです』
天体『母さんと2人きりになってからの食事は酷くて最初はご飯を作ってくれたけど、半年経った頃にはお金だけ置いて何日も帰ってこない日が続いて…帰ってきたと思えばいきなり髪を引っ張って頬を殴ったり怒鳴り散らしたりしてきた』
天体『その後、ボクらは機嫌を損ねないように色々工夫してやり過ごしたけどAは食事をするたびに暴力を受けた時のことを思い出して苦しんでた』
天体『最近では、やっと普通に食事を摂れるようになってきて食べる量は少しずつ増やしてるけど…まだたくさんの量は食べられなくて』
天体『なので一度に食べきれない量を渡されても迷惑なんです。もうほっといてください』
――流石に理由を話したから大人しく帰ってくれるかな
食事の必要性なんてボクらもAもわかっているからこそ、倒れないように最低限食べてるから今のところ大丈夫だし
そろそろ、真面目に彼を追い返さないと…遅刻しそうだ
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夜月 - 分かりました！続きが楽しみです！ (3月12日 23時) (
レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
クラウ・ソラス(プロフ) - 夜月さん» ご期待にお応えできるか不安ではありますがコナンくんはびびらされても懲りずにしつこい仕様でいこうと思っているので今後の展開をお楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。 (3月12日 19時) (レス) id: 2a39012fd4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - よかったぁ！またコナンをびびらせてみてください。あんま、しつこすぎると蘭があぶないぞ的な感じで(笑) (3月12日 19時) (レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
クラウ・ソラス(プロフ) - 夜月さん» コメントしていただきありがとうございます！断る方針で進めています(汗)またコメントしてくださり嬉しいです！引き続き投稿頑張ります！因みに、コナンくんのしつこさに関しては投稿主の独自解釈の影響なので本編の彼よりもキャラ崩壊なのはご了承くださいませ！ (3月12日 18時) (レス) id: 2a39012fd4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - コナンしつこいですねぇ(笑)断る方針がいいです！キレていいと思います！ (3月12日 17時) (レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クラウ・ソラス | 作成日時：2024年1月27日 0時
