第七十三話 ページ25
《安室目線》
『…』
彼女と別れてから僕は公安としての仕事をしていた
ベルモット直属の部下であり、つい最近幹部としてコードネームを貰った正体不明の天才ハッカーこと"マンハッタン"がAさんだったとは信じたくなかった
帰り際の彼女は男性人格となっていた…ファミレスで話していた人格だ、ずいぶん嫌われていたから別れる前に無理やり約束させたがおそらく守る気はないだろう
コナンくんから聞かされていた人格は2人
"天体"と呼ばれていた男性人格と自分の事を"光るん"と名乗っていた女性人格…他にもいると思われるが、以前ポアロでお嬢様のような話し方をしていた時があるからその時も別人格だと思われる
――彼女のなかには一体どれほどの人格が存在しているのだろうか
その時、彼女からメールが届いた
内容としては短く、"母さんの居場所を知ってそうな人物を見つけた、今から向かう"とだけ書かれていた
…1人で行くなと言っておいたのに、やはり守ってくれないようだ
だが、根は真面目なようできちんと連絡をしてくれた…それだけでも良しとするか
時刻は20時を回ろうとしていた、どこへ向かうかを教えてくれないところ本当に信用されていないんだな…
そして、次にベルモットから連絡が入った
ベルモット《バーボン、マンハッタンが動き出したわ。場所はホストクラブよ、住所を送るからすぐに向かってちょうだい…"あの子"が表に出て暴れるだろうから警察沙汰になる前にその場を収めて連れ戻ること》
『あの子…とは、Aさんの別人格のことですよね？暴れるって…』
ベルモット《マンハッタンことAのなかには暴力に対抗するための人格がいて、その人格が暴れると決めた相手以外は女子供もお構いなしの恐ろしい子なのよ。普段は他の人格が制しているけどその制御を解いてしまえば私でも抑えることができない…だから手遅れになる前に止めなさい》
別人格の子から暴力に対抗できる子がいるとは聞かされたが…その人格がそうなのか
『わかりました、因みに気絶させても大丈夫ですか？暴れるのでしたらさすがに無傷で止めるにはそれしかないと思うのですが…』
ベルモット《…いいわ、その際には別の人格が出てくると思うから説得して貴方が保護してちょうだい。私は母親の保護の準備をしておくから、あとのことはお願い》
そういってベルモットは通話を切った
『風見、すまないが後処理を頼む、組織で急ぎの案件とのことだ』
風見に後処理の全てを任せて、僕は彼女が向かったとされるホストクラブへ急いだ
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夜月 - 分かりました！続きが楽しみです！ (3月12日 23時) (
レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
クラウ・ソラス(プロフ) - 夜月さん» ご期待にお応えできるか不安ではありますがコナンくんはびびらされても懲りずにしつこい仕様でいこうと思っているので今後の展開をお楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。 (3月12日 19時) (レス) id: 2a39012fd4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - よかったぁ！またコナンをびびらせてみてください。あんま、しつこすぎると蘭があぶないぞ的な感じで(笑) (3月12日 19時) (レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
クラウ・ソラス(プロフ) - 夜月さん» コメントしていただきありがとうございます！断る方針で進めています(汗)またコメントしてくださり嬉しいです！引き続き投稿頑張ります！因みに、コナンくんのしつこさに関しては投稿主の独自解釈の影響なので本編の彼よりもキャラ崩壊なのはご了承くださいませ！ (3月12日 18時) (レス) id: 2a39012fd4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - コナンしつこいですねぇ(笑)断る方針がいいです！キレていいと思います！ (3月12日 17時) (レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クラウ・ソラス | 作成日時：2024年1月27日 0時
