第五十話 ページ2
ファミレスから出て、ボクは安室さんと共に駐車場へ向かう
安室「こっちです、助手席へどうぞ」
彼が案内してくれた先にあったのは白い乗用車だった
天体『…では早速、今からボクの指示に従って貰いますね』
助手席に乗り込んですぐさまパソコンを起動させて準備を開始する
安室「指示って…そもそもどうやって追っ手から逃れるつもりですか？」
天体『隠れ家はここからそれほど時間はかかりませんが、相手を攪乱させてからじゃないとすぐ発見されてしまうので信号機をハッキングして相手の車の監視下から逃げます』
安室「え、そのノートパソコン…信号の操作が可能なほどのスペックだったんですか？」
天体『まぁ…裏技ってやつですけどね。タイミングはコチラが指示するのでその通りに動いてくれれば追っ手を撒けるはず』
安室「わかりました、とりあえずどちらへ行けばいいですか？」
天体『駐車場を出て左に曲がってください、その先の信号はタイミングを見て変えるのでその後また指示します。あ、カーナビ弄らせて貰いますね』
パソコンを膝に乗せたまま、少し手を伸ばして車内のカーナビの目的地を隠れ家があるマンションに設定した
安室「あれ？ここ、僕のアパートに近いな…」
天体『へぇ、そうなんですか』
――報告時に"あの人"に隠れ家の場所を変えたいって言っておかないとな…
この男とこれ以上関わりあいたくないし、Aのために別の環境を用意したほうがいいと思っていたからちょうどいいや
天体『…近いのでしたらご自分で行けますね？追っ手の攪乱はこっちでやっとくのであとはお願いします』
――運転は彼に任せるとして、ボクは攪乱のほうに集中するか…
とりあえず周辺の信号機のハッキングは完了して、ついでにこの車の後方にあるカメラのハッキングもやり終えたからデスクトップの画面に表示した
すると
黒いワゴン車が2台、車間距離を少しずつ詰めて来ていた
天体『安室さん、次の信号…赤に変えます。そのまま直進してください』
安室「了解です」
天体『3、2、1……切り替え完了』
交差点を通るタイミングで青だった信号は赤に変わり、後方にいた2台のワゴン車は横断歩道の前で停車した
天体『…後方2台のワゴン車の停止を確認、そのまま直進して次の信号を右折してください』
安室「…本当に信号が変わってる」
天体『よそ見しないで運転してくださいよ…あと、集中してるので話しかけないでくださいね？』
安室「あ、はい…」
ナビとモニターを同時に見ながら複数の情報を確認しているため話しかけられると迷惑なので運転に集中させた
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夜月 - 分かりました！続きが楽しみです！ (3月12日 23時) (
レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
クラウ・ソラス(プロフ) - 夜月さん» ご期待にお応えできるか不安ではありますがコナンくんはびびらされても懲りずにしつこい仕様でいこうと思っているので今後の展開をお楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。 (3月12日 19時) (レス) id: 2a39012fd4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - よかったぁ！またコナンをびびらせてみてください。あんま、しつこすぎると蘭があぶないぞ的な感じで(笑) (3月12日 19時) (レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
クラウ・ソラス(プロフ) - 夜月さん» コメントしていただきありがとうございます！断る方針で進めています(汗)またコメントしてくださり嬉しいです！引き続き投稿頑張ります！因みに、コナンくんのしつこさに関しては投稿主の独自解釈の影響なので本編の彼よりもキャラ崩壊なのはご了承くださいませ！ (3月12日 18時) (レス) id: 2a39012fd4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - コナンしつこいですねぇ(笑)断る方針がいいです！キレていいと思います！ (3月12日 17時) (レス) id: 7f853068c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クラウ・ソラス | 作成日時：2024年1月27日 0時
