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第六話「怪盗キッドには無関心?6」 ページ33

「それで、お嬢さん。お名前は?」



『誰が名乗るか、自分で調べてみたら?怪盗キッド』



『私は今回半ば強引に付き合わされただけだから、君を捕まえるとかはしない』



『そのパンドラって宝石、見つかるといいね』



『まぁ、その前に江戸川くんが捕まえるだろうけど』



「フッ、この私に盗めない宝石はありません」



「またお会いしましょう、今夜と同じ月下の元で」




ボンッという音と共に怪盗キッドは姿を消した



ていうか、皆の縄、私が解かないといけないのか



…あの怪盗め…面倒なことを



その後、皆が目覚めたのは怪盗キッドが去って10分後の事だった



鈴木次郎吉相談役からはなぜか褒められて



子供たちからはヒーローを見る様な視線を向けられ



江戸川くんは正直なところ活躍ナシだった



「まさかボクまで眠らされるなんて…」



「でもボクたちはフロア内に睡眠ガスを撒かれて眠ったのに、どうしてお姉さんだけ先に眠らされたのかな?」



『…さぁね、宝石は守れたんだからいいでしょ』



『ほら、阿笠さんに連絡して迎え寄越してよ。子供ら連れて帰って』



「え、お姉さんは?」



『…問題ない。早く電話して』



私は江戸川くんに阿笠さんとの連絡を取らせて、子供たちを連れ帰って貰った



そして



『お迎えご苦労様』



迎えに来た「彼」に一応労いの言葉をかける



相談役たちに挨拶を済ませてタワーの入り口前で待っていたら「彼」の車がきた



「夏音…もしかして怒っているか?」



こちらの機嫌を伺うように「彼」は言う



『誰のせいか分かってる?あの子に余計な事言ったでしょ、それでこの結果だよ』



『まぁ…プレシャスオパールを見られたからチャラにしてあげる』



「それじゃあ!」



『それとこれとは話は別だから。帰ったら覚悟しておきなよ、零くん』



「…お手柔らかにお願いします」



『さぁ、どうかな』



車の中にて



「それで、怪盗キッドはどうだった?」



『別に、どうってことはない』



『ただの、怪盗だったよ』



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第六話「怪盗キッドには無関心?」を御覧頂きありがとうございます。

怪盗キッド絡みを表現するのはとても難しいですね…。

オリジナル宝石のネーミングセンスが残念すぎる気がしてきました。

怪盗キッドとは絡ませたいと思っていたのでなんとか頑張りました!

さて、次回は安室さん/降谷さんとのお話となりますので今暫くお待ちくださいませ。

第七話「「彼女」を心配する理由1」→←第六話「怪盗キッドには無関心?5」



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作者名:クラウ・ソラス | 作成日時:2023年8月5日 22時

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