第五話「小さな名探偵の観察5」 ページ27
「別に、ただ年上としてお説教してただけ」
「え、お説教って…」
『大したことじゃないよ!千崎お姉さん、ジュースありがとね』
少しでも機嫌よくなってほしいからコナンとして彼女と再び接する
「…どういたしまして、1杯目は自分で払いなよ。2杯分も奢らないから」
「変なところでケチだな…コナンくん、僕が奢るから気にしないで」
「…透くんがいうならいいじゃん。よかったね、江戸川くん」
「夏音、君ってやつは…ハァ」
『あ、ありがとう、二人とも』
結果的に二人に1杯ずつ奢って貰えた
「コナンくん、夏音から何を言われたかよかったら教えてくれないか?」
彼女が席を外していたら安室さんが話しかけてきた
『何って…ただ、新一兄ちゃんとボクが似てるって言われただけなんだ』
「…そうだったのか。夏音がね、一年生の頃に工藤新一くんのことを話していたことがあって彼が今、学校に来ていないことが気になっているのかも」
『え、気になってるって…』
「あ、いや、恋愛的なものじゃないと思うよ。ああ見えて実はね、夏音は蘭さんのことを気に掛けているみたいなんだ」
「特に蘭さんとは仲良くしたいと思っているけど素直になれなくて…多分だけどね、話しかけられないんだよ」
意外だな…オレたちのことなんて眼中にないと思っていた
『そっか、蘭姉ちゃんと仲良くなれるといいな』
「そうだね、夏音は友達いないから、ぜひ蘭さんと友達になってほしいよ」
「…夏音が学校で少しでも楽しく過ごしてくれたら僕も安心できるんだけど」
そういう安室さんは、悲しそうで、でも、優しい目をしていた
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第五話「小さな名探偵の観察」を御覧頂きありがとうございます。
今回は江戸川コナンくん(工藤新一)から見た夢主にしてみました。
他人からの視線に敏感な夢主と探偵として気になっちゃうコナンくん。
夢主からの工藤新一の印象は難しかったです(-_-;)
もし読者様のなかに工藤新一がお好きな方がいらっしゃって夢主からの印象についてのセリフで不快な思いをさせてしまったら申し訳ございません。
投稿主は決してそんなこと思ってませんからね!←ここ大事です。
そして、コナンくんのモノローグの中のセリフの一部は本編から使用しておりますのでご了承ください。
さて、次回もどのキャラクターが夢主と絡むのか、楽しみにお待ちいただけましたら嬉しいです。
第六話「怪盗キッドには無関心?1」→←第五話「小さな名探偵の観察4」
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作者名:クラウ・ソラス | 作成日時:2023年8月5日 22時