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第四話「風見さんはボディーガード2」 ページ17

『お気持ちは分かりますが今回の予算は1万円以内ですよ。買いすぎないようにしてくださいね』



降谷さんからは彼女が見境なく物を収集するところがあるためストッパーの役割も担うようにとのことだった



因みに、彼女が持つ金銭は海外にいるご両親から定期的に振り込まれているもので



手元にある分だけ使ってしまう傾向があり出掛ける際はできるだけ付き添っているそうだ



生活費などの管理は自分でできてるらしいがそれ以外の物となると感覚がバグるとのこと



「…分かってる」



正直なところ束縛に近いような遠いような、ギリギリな様子の降谷さんに引きつつあるが



「でもさ、よくもまぁ零くんからの命令でボディーガード?みたいなことするよね…普通しないと思うけど」



『それは同意します』



『ですが貴方は最重要護衛対象ですからね』



『降谷さんの仕事のパフォーマンスに関わるのでしっかり護衛します』



『あと、貴方との交流は自分にとって数少ない気分転換となっていますので』



「え」



『…ゴホンッ、今のは忘れてください』



彼女と共に過ごす時間が、実のところ休暇(リフレッシュ)となっているのも事実だ



『とりあえずいつもの店からですよね?新作は確か紅茶でしたか』



先ほどの失言をなかったことにして話を続ける



都内にあるショッピングモールの中には、彼女御用達のアロマ関連のショップなどお気に入りの店が多数あり



月毎に様々なフレーバーの商品を揃えていて



自分のようなスーツ姿の男が気軽に入れるような店ではないのだが



彼女は毎月新商品が発売されるたびに買いに行っているのだ

第四話「風見さんはボディーガード3」→←第四話「風見さんはボディーガード1」



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作者名:クラウ・ソラス | 作成日時:2023年8月5日 22時

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