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それからユキが部屋に入ったのを確認し、
2人を連れてきた。
「なんで一番にAさんが乗り気なんだ…」
『気になるじゃん、
ほら、静かにしないと聞こえないよ』
ドアに耳を当てると、
大和さんの声が聞こえてきた。
「…ｯ！千さん…」
「…大和くん。
また君は…僕たちの楽屋に何か用？」
「いや、挨拶に来たんですけど、
2人がいなかったんで…
もう帰りますよ、それじゃ失礼します」
「…待って」
「――なんですか？」
「…何に触ってた」
「何って…」
「モモのペットボトル、触ってただろ」
「はは…何言ってるんですか。
見間違いですよ」
「モモはそのジュースしか飲まない。
親しい奴なら、みんな知ってる」
「そうですね」
流石大和さん。
不自然な演技なのに、全く演技だと感じさせない。
モモはそんな二人の会話を真剣に聞いていた。
「大和くん」
「どうしたんですか、怖い顔して」
「身体検査してもいいかな」
「あはは。
セクハラは辞めてくださいよ。
…それじゃ、失礼します！」
「待て…！」
「…ｯ！話せ…」
「！この粉は何だ！？
まさか、君が…」
「…はは」
「何がおかしい…
おい、嘘だろう…？」
「…あんたには話したじゃないか。
俺は復讐のためにここにいるって」
「…復讐って…」
「まだわからないのか。
あの人を殺した業界に対する復讐さ。
…Get Back My Song
ゼロの領域を侵すものは許さない」
鳥肌が立った。
やはり、千葉さんの血をひいているだけあって、
飲み込まれてしまいそうな気がした。
丁度そのタイミングでアイナナちゃんたちがやってきた。
三月さんと六弥さん以外。
みんな私がいる事に一瞬びっくりしていたが、
今それどころではないので、
深くは聞いてこなかった。
「何を言ってるんだ…」
「はは…あははは！
映画を引き受けたのはこのためさ。
あんたを油断させるため
ゼロは神聖なんだ。
汚い手でゼロの栄光に触れるなよ」
「…君がモモに毒を盛っていたのか…
小鳥遊事務所のらくがきも、
全部、君が…」
「そうさ！
Re:valeも、IDOLiSH7も滅ぼしてやる！
…ゼロの曲をカバーだと？
思いあがったお前らに、
俺は天罰を下してやったんだ！
ゼロの代わりにな…！」
「…大和くん」
「あははは！ざまあみろ！
百は一生、歌を歌うことはできない！
今の気分はどうだ！
なあ…最高の5周年だろ？」
「この…！」
「…やめろ！」
ユキが大和さんにつかみかかった。
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ReePhantom(プロフ) - まいまいさん» コメントありがとうございますー！採用です！これからもよろしくお願いいたします( ˙ᵕ˙ ) (12月23日 0時) (
レス) id: 66b1ea99d0 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 芸能界という、決してきらびやかなだけではない場所で、それでもいちアーティストとして咲き誇ろうとする主人公ちゃんにはぴったりだと思います！！是非、ご検討よろしくお願いします！ (12月19日 18時) (レス) id: 8f46fba205 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - いつも楽しく拝読させていただいております！"お願い"の件なのですが、ウ.ォ.ル.ピ.ス.カ.ー.タ.ーさんの「泥中に咲く」はいかがでしょうか？→ (12月19日 18時) (レス) id: 8f46fba205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ReePhantom | 作成日時：2023年12月17日 1時
