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紡ちゃんが出て行き、
アイナナちゃんたちとしばし無言の時間ができた。
その無言を破ったのは環だった。
「A、今日学校じゃなかったっけ」
『あー、うん。行ってきたよ』
「そっか」
そういって優しく微笑む環、
私があまり学校に行っていないのは
もちろんクラスメイトである環も知っていることで
めずらしい、とかいうのかと思ったが、
案外そんなことはなかった。
「さっきここに来たのか？
マスコミ、追いかけてこなかったか？」
『うん、そんなにしつこく来なかったよ。
みんなは練習してたの？』
「はい！
オレたちが来たときはマスコミもいなかったから…」
『…そっか』
そんな前から練習とは、
練習熱心だな、なんて考えながら先に帰ろうと
一歩歩くと痛みが走る。
捻挫してたこと、完全に忘れていた。
『…いた』
「！A、その足どうしたの？」
流石お兄様、反応が早い。
あぁ、お兄様に見つかるとめんどそうだし、
適当に流しておこう…
『学校の階段で踏み外しちゃって、
軽い捻挫だからすぐ直るよ』
「本当に？
…寮に帰るの？一人で大丈夫？」
『大丈夫、みんなは練習するんでしょ？』
「そうだけど…」
『じゃあ、練習頑張ってね』
無理やり、部屋を後にした。
一織が何か言いたそうな顔をしていたが、
しー、と人差し指を口に当ててジェスチャーをした。
これは私と彼女たちの問題だから。
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ReePhantom(プロフ) - まいまいさん» コメントありがとうございますー！採用です！これからもよろしくお願いいたします( ˙ᵕ˙ ) (12月23日 0時) (
レス) id: 66b1ea99d0 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 芸能界という、決してきらびやかなだけではない場所で、それでもいちアーティストとして咲き誇ろうとする主人公ちゃんにはぴったりだと思います！！是非、ご検討よろしくお願いします！ (12月19日 18時) (レス) id: 8f46fba205 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - いつも楽しく拝読させていただいております！"お願い"の件なのですが、ウ.ォ.ル.ピ.ス.カ.ー.タ.ーさんの「泥中に咲く」はいかがでしょうか？→ (12月19日 18時) (レス) id: 8f46fba205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ReePhantom | 作成日時：2023年12月17日 1時
