未完成のPiece3【アイナナ】 (ページ22)

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寮につき、万さんには手短にばいばいをして2階に向かう
リビングには誰もおらず、ひとつの部屋から光が漏れていた
…お兄様の部屋だった

双葉がぴょんぴょん、とさっきよりも跳ねる
ノックもせずに扉をあけた

そこにはうずくまって倒れているお兄様がいた

『お兄様！』

「A…？」

よかった、意識はある。

『立てないよね…？とりあえず横になろう。
着替えられる？』

「…うん、大丈夫だよ。
一つだけ、お願いしてもいい？」

『うん。なんでも言って』

「IDOLiSH7のみんなを集めて欲しい。マネージャーも」

『わかった』

そういえばアイナナちゃん達の連絡先ほとんど知らない…
とりあえず、大和さんに電話をしてみんなに来てもらうことになった。

『みんな呼んだよ10分位で到着するって。』

「ありがとう、
A、やっと僕のことお兄様って呼んでくれた」

お兄様の方を見ると寝巻きに着替えたのか、
いつもと少し違うお兄様がいた。

そういえば、お兄様が倒れているのを見て焦りすぎて
反抗期とか忘れて普通に話してしまった…

とりあえず、私の方に近づこうとしたので止めさせて、
ベッドに横になってもらうことにした

でも、この際反抗期とか関係なくお兄様が心配なので、
このままで進めることにした。