未完成のPiece3【アイナナ】 (ページ18)

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収録が無事に終わり、現在はTRIGGERのみんなと駄弁ってるんだけど、
なんか以前注意した後から彼らの距離が近くなった

「お前、女子高校生に身長抜かされてんのか」

「うるさいな、ボクもこれから伸びるから」

『いつか楽さんの伸長ぬかしたりして』

「は…？」

「あはは、かわいい言い争いだな」

『高みの見物みたいでなんかその発言無理』

「同じく」

「え…？」

『あはは、嘘嘘。あー、お腹空いたからそろそろ上がるね』

「お前、あの七人と一緒に住んでるんだろ？」

『あー、アイナナちゃんのこと？まぁ、寮だからね』

「ねぇ、この後暇だよね？付き合って」

『はい？あの、拒否権』

「ない。早く支度して」

『なにあの二重人格…』

「お前も大変だな」

『そっちもね、じゃ。お先に失礼します』

スタッフさんたちに挨拶をして楽屋に戻る
衣装から私服に着替え、楽屋を出ると既に天さんがいた

『ごめん、待たせた？』

「今来たところ。早く行くよ」

『あ、ちょっと待って…』

スタスタと先を歩く天さん
これがさっきまでニコニコ愛想を振りまいていた人気急上昇中のアイドルなのかと疑う

まぁ、この二重人格も少しは慣れてきたところだけどね。。