未完成のPiece3【アイナナ】 (ページ13)

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次の日もいつも通り朝の番組に出演する

CMの間先の原稿を読み進める

『すみません、このトピック私やらせてください。
後輩ちゃんなので…』

いいよ、と快く承諾してくれた。
CMが終わり進行が始まる

『続いてのニュースは、小鳥遊事務所から初の男性アイドルグループ誕生です。
IDOLiSH7、私の後輩なので是非よろしくお願いします！』

映像が切り替わり会見が流れる
ちゃんと受け答えしてるなー、なんて呑気なことを考える

ーデビュー曲のMONSTER GENERATiONについて、なにか裏話や言っておきたい事などありましたらよろしくお願いします。

「あ、はい。デビュー曲は…えっと…」

「俺たちにとってすごく思い入れのある曲なんです。
なぁ、リク」

「うん！… MONSTER GENERATiONは____」

やっぱり、本来のデビュー曲はTRIGGERのこともあって別の曲にしたんだ。
七瀬さんわかりやすいなぁ…

『私の後輩たち、かっこいいし可愛いしとっても応援したくなるようなグループなので、
是非これからもよろしくお願いしますね』

「さて、続いてのニュースは……」

番組が終わり、スマホを開くとメッセージが入っていた。

'番組、お疲れ様です。私たちのフォローありがとうございます。
お話があるので少しお時間いただけますか'

この堅苦しい文章、差出人を見ずとも予想つく。
直近で空いている時間だけ投げると、
では今日お待ちしてます、と素っ気なく返ってきた。

と同時に何の話なのか予想がつかず頭を抱える

あれ、私何かやらかした…？