未完成のPiece【アイナナ】

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季節が変わりましてもう冬並みの寒さになりました。
相変わらずちょこちょこ学校には行っているものの、
いまだに女子から軽い嫌がらせを受けたりする日々です。

『あぁー。寒い。凍死しそう』

「まだ冬でもないですよ。それにそんな簡単に凍死なんてしません」

『一織は厳しいなー。ね、環…環？』

いつもなら何かしら返してくれる環だが、
今日は様子がおかしい、気がする。

「ん？…あぁ、ごめん、聞いてなかった」

上の空状態、とはこのことを言うんだろうか。

『どうしたの？なんかあった？』

「いや、実は俺、アイドルになった」

『…一から説明して』

「あー、それが＿＿＿＿」

環はとてつもなく簡潔に話を完結させるので、一から説明してもらった。
まぁ、アイドルのスカウトされたってことらしい。

『おめでと。アイドルになるの？』

「うーん、俺なりに色々考えたけど、アイドルってテレビに出られるんだろ？」

『まぁ、売れたらね』

「俺、アイドルになりたい」

『よーしがんばれ。応援する』

「こんな人にアイドルが務まるのか心配なんですけど」

『…それな』

私の周りの人々はアここ最近アイドルのスカウトを受けやすいらしい。
アイドルブームなの…？

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
初めまして作者です。
ついに49話まで来ました。
無計画なのでふと思いついたことを殴り書きしているのですが、
ここまでお付き合いありがとうございます。

ということで続編行きます。
次こそアイナナちゃんたちがしっかり出てきます。頑張ります。
相変わらず不定期更新ですが、引き続きよろしくお願いします！

お話の続き
未完成のPiece2【アイナナ】

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