未完成のPiece【アイナナ】

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「さぁ、集計が出揃ったようです。
まずは女性アイドル部門から＿＿＿＿＿」

ついに結果発表。
あぁ、聞くのが億劫だな、なんて考えていると
男性アイドル部門の発表になった。

「優勝は…TRIGGER！」

あぁ、やっぱりなー…。
Re:valeがまだ呼ばれていない。
もうこれは終わったかな…

「さぁ、最後は総合優勝の番です。…まずは発表いたしましょう。
Re:vale＿＿＿＿＿


A！」


『え…』

今私の名前呼ばれた？

『下岡さん、どういうこと？』

私たちだけではなく、観客のみんなも？が頭の上に見える

「実はですね…Re:valeとAが同票だったため、
今回特例でダブル総合優勝とさせていただきました。」

そう言われ上に表示されてる画面を見ると確かに票数が同じだった。
観客席からはAちゃん！と泣きながら叫ぶ声が聞こえた。

モモは嬉しいのか悔しいのかめっちゃ泣いていた。


モモとユキが嬉しさと悔しさを語ったところで、
私のコメントの番となった。

「Re:valeのお2人、ありがとうございました。
次はAちゃん、コメントいただいていいですか？」

『私を、まだ王座の席にいさせていただけるのは皆様のお陰です…
ありがとう…ございます。

みんな大好きです。』

いつも通り平常心でコメントしようとしたのに、
目から溢れる涙が邪魔をした。

『音楽を続けることができて、幸せです』

＿＿＿＿＿エピソード5 2度目の王座

(その後、モモとユキにめちゃくちゃよしよしされた。)

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