1 ページ2
4時になる数分前、
私は春樹との計画を実行するために荷物を鞄に詰めていた。
『まずはこの檻からでないと。』
この家のセキュリティは朝方4時になる少し前に切り替わるため、
その隙をついて出ていこうとしていた。
＿＿＿＿＿
『Aがアイドルになったら、ハルキは会いに来てくれる？』
「あぁ、約束しよう」
『「ゆびきりげんまん」』
＿＿＿＿＿
『必ず、会いに来てよね…』
思い出に浸っている時間はなく、間もなく時が来る。
『3.2.1.ゼロ』
3階から思いっきり飛び降りる、
あぁ、もうこの家に縛られなくていいんだ。
全部、全部捨てられる。
『…っと。お兄様の部屋は…うん、大丈夫』
お兄様の部屋の電気はついておらず、
ほっとする。
あ、そんなことしてる時間はない。
あと30秒でセキュリティが完全に切り替わる。
あぁ、ヴァイオリン持ってくればよかったかな。
まだ薄暗いこの世界を走り続けた。
息を吸うと血の味がした。
そんなことに構うわけもなく、
早く、早くあの家から遠い所へと走った。
知らない街になったことを確認し、
その辺の公園へ入る。
『…っはぁ、はぁ、、』
4時30分、檻からの脱出
『成功…ひひっ』
叔父が亡くなった次の日、
私は春樹との約束を守るため、
逢坂を捨てた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ReePhantom(プロフ) - 三月の専属ストーカーなつめみくさん» はじめまして。コメントありがとうございます！オチ…何も考えてないです(小声) (10月16日 0時) (
レス) id: 3e3ae75d5a (このIDを非表示/違反報告)
ReePhantom(プロフ) - かりんさん» はじめまして。コメントありがとうございます！すみません、修正中です><また気になることがあれば言ってください！ (10月16日 0時) (レス) id: 3e3ae75d5a (このIDを非表示/違反報告)
ReePhantom(プロフ) - 星空ブリキさん» はじめまして。コメントありがとうございます！ゆっくり書かせていただきます〜！ (10月16日 0時) (レス) id: 3e3ae75d5a (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - え最高、、？？このシチュエーションは神なんよ、！えーでもこれ誰オチになるんだろ、、楽しみです！！ (10月7日 15時) (レス) @page16 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 細かくて、ごめんなさい！万理さんのりは里の方ではなくて→理の方です！この作品読ませていただいて、とても面白いなと思いました。更新楽しみにしております。 (9月13日 8時) (レス) @page11 id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ReePhantom | 作成日時：2023年9月2日 17時
