【外見至上主義】モブでありたい2 (ページ9)

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ここ最近、練馬さんが学校を休んでいたからそろそろ来るだろうなとは思っていた。

「あ、あの、明里から話はよく聞いてます。いつも明里を気にかけてくれてありがとうございます」

ただ、まさか直接会話するなんて思っていなかったから驚いた。

こっちの練馬さんはとても目立つから、出来れば話しかけてほしくなかったかな。

「私は特に何も....。あの子のことじゃないですか？」

実際、行動に移していたのは美怜だから。

そう言うと同時に美怜が私の席に近づいてきたから、この子です。と紹介すると、練馬さんは美怜にも同じ言葉をかけた。

そういえばこの2人、小さい長谷川くん繋がりで既に面識あったはずだけど、近づけて良かったかな。

「はじめまして！Aの親友の美怜です。明里ちゃんのことは2人で気にかけてるので心配ないですよ！」

....良くなかったかな。

少し語気が強い気がするけど、気のせいかな。

「良かったら、連絡先交換しませんか？学校での明里のこととか心配なので」

美怜と、何故か私も連絡先を交換してしまった。

もう1人の練馬さんからしたら、目立つ美怜より私の方が話しかけやすいもんね。

「あの人美怜の前でAさんと連絡先交換したぞ」

「私も連絡先欲しい....っ」

騒つく教室。

私はちゃんと美怜と練馬さんの影に隠れられているかな。

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