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「A!おはよう」

「おはよう、バスコくん」

朝、校舎に向かってるところ、偶然バスコくんに出会った。

ライムはしてたけど、怪我のこともあって特訓はお休みしてたから直接話すのは久しぶりな気もする。

....久しぶりと思えるほど、バスコくんと話すことが日常になってきたな。

「本当に来週から特訓再開するのか?無理はいけない」

「うん。無理してないよ。もうすっかり良くなったから」

実際特訓をお休みするほどではなかったけど、美怜と同じく心配性なバスコくんに止められていたのだ。

絆創膏1つあるだけでも止めてくるのはびっくりしたけど、バスコくんだから仕方ないのかもしれない。

女の子の体はガラスみたいに繊細で脆いものと勘違いしてそうだし。

「そうか、なら良かった。また一緒に特訓できるなら嬉しい。実はもう1人メンバーが増えたんだ」

....あー、そういえば小さい長谷川くんもバスコくんに特訓つけてもらってたな。

どうしよう一瞬悩んだけど、良い案は浮かびそうにないし、2人ともモブにも優しいから大丈夫か。

小さい長谷川くんも、見た目だけならモブ寄りだし。


美怜も呼んだら喜ぶかな。

夜にコンビニ遊びに行ってるみたいだし、朝も運動も苦手だから無理させない方がいいかな。

まあタイミングがあれば話せばいいか。


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作者名:aimani | 作成日時:2023年2月19日 22時

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