【外見至上主義】モブでありたい2 (ページ2)

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「A、もう怪我の具合は大丈夫なの？」

「え？うん。もう大丈夫だよ」

心配そうな美怜の表情に、つい首を傾げてしまう。

美怜の言う怪我はきっと校外合宿の時の怪我で、その怪我は3週間くらい前に絆創膏もとれて傷1つ残ることなく治ったものだったから。

病院には1日お泊まりしたくらいで、顔の傷や大きな怪我は翌日には何事もなかったかのように消え去って、服を着れば隠れる軽い傷も1週間経たないうちに無くなった。

先生も周りの人も少し驚いたくらいで不思議がっていなかったし、この世界ではモブの入院や怪我なんてわざわざ描写されないんだろうな。なんて勝手に納得してしまう。

「怪我の治りが早いからって無茶しちゃダメだからね」

美怜は少し納得いかなそうだったけど、傷1つない腕や手を見せればそれ以上何も言わなかった。

ちなみに、原作通り北原くんの両腕は包帯でぐるぐる巻きだ。

たまに痛みもあるみたいで、傷の治りが早いモブでよかったな。なんてこっそり思ってしまった。

そろそろ冬休み。

確か、また別の主要人物が転校してくるんだよね。

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