錦戸くんに焼きそばパンあげたら好かれました。 (ページ6)

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母「A～？
家の前にすごいイケメンくんがいるんだけど…
Aの知り合い？」

『…イケメンくん？』

朝のじゃんけんに備えてソファーに座って待機してると
お母さん急に声をかけられた
私の知り合いにイケメンくんなんて1人しかいない……

もしかして、、ドアを開けると、

『…錦戸くん』
「あ、おはよ」

予想的中。
だって知り合いのイケメンなんてこの人しかいないもん

錦戸くんが少し照れくさそうに立ってた
朝からかっこいいな……

「ごめん一緒に行きたいなーって思って…
うわぁやっぱキモかったよなほんまごめん、、」

綺麗なすらっとした手で顔おおってる錦戸くん
耳が真っ赤ですごくかわいい…

『ううん、全然いやじゃないよ！』

こんなかわいい顔見せられていやなんて言えないし
というかそもそもこんなイケメンと登校できていやだなんて思わない

「ほんま〜？ありがとう、、」

きゅるきゅるおめめの仔犬フェイスで見つめられて心臓がグッってなる

女顔負けの可愛さに思わず頭を抱えたくなる

「数学の宿題あれ難しくなかった？」

『え、宿題なんてあったっけ？』

「んーと、先週の授業で今日集めるって言うてたな」

『やばい忘れてた……』

「良かったら見せよーか？」

『え、いいの…？』

「全然ええよぉ」

優しい声で微笑みながら言われて、昨日まで錦戸くんことちょっと怖いなって思ってたのが申し訳ない

てか今、気づいたんだけど錦戸くんさっきから私の歩幅に合わせて歩いてくれてるよね

さり気ない優しさにキュンとしちゃう