錦戸くんに焼きそばパンあげたら好かれました。 (ページ26)

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『ただいまー、、、』

錦戸くんと田村さんに遭遇！なんてことがないように遠回りして帰ってきた。

心も体も疲れきってる、、、

『はあ…』

ソファーで一休みしようとリビングのドアを開けると、

『どうしたの？！』

ソファーでうずくまってるお母さん

「こし、、」

『腰？』

「腰、やっちゃったみたいで……」

『ぎっくり腰的な？』

「そう、それ、、、」

痛い痛いとソファーで悶えてるお母さん

親子共に今日はとことんついてない日だな…

『病院は？』

「前なった時もしばらく安静にしてたら治ったから大丈夫だと思う…」

『ふーん、そっか』

ソファーは座れそうにもないから2階の自分の部屋に行こうとしてると、お母さんに呼び止められる

「A、お願いがあるの」

嫌な予感

1人になりたいとこだったけどこんな痛々しい人のお願いを聞かない訳には行かなくて、仕方なくその場に留まる

「パート代わりに行ってくれない？」

『いやだよ！』

お母さんがパートしてるのは知ってるけどそんな主婦の人ばっかのパートにいきなり行くなんて絶対いや

「お願い！今日、予約入ってて忙しい日なのに私と店長しかいなくて大変なのよ」

『私がいても足でまといになるだけだって』

そう話をつけて2階に行こうとすると、またまた呼び止められる

「分かった、財布の中に5000円札あるからそれバイト代として取っていいから！」

『………はあもう仕方ないな』

「ありがとう！店長に連絡しとくね」

バイトしてないJKにとって臨時収入の5000円はでかい

お母さんに買収された私はお母さんのパート先に行くことに