錦戸くんに焼きそばパンあげたら好かれました。 (ページ16)

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「ねえ、ヤバくない？錦戸くんと同じグループだよ」
『うん、やばい』

あゆのバス待ちの時間、帰ったり部活やらで誰もいなくなった教室であゆとコソコソと話す

「あんた、どうかな錦戸くん?とか言っちゃったりしてさ羨ましいよ」

『そんな顔してないよ！』

目を大袈裟にぱちぱちしながら私の真似をするあゆ

「この学校の女子であんたぐらいだよ、錦戸くんに当たり前に話しかけらるの」

『話しかけるまでは怖いイメージだったけど話したらめちゃくちゃ優しいよ？』

「いやいや、普通の女子は話しかけるまでにいかないんだって。すごいよA！」

えへへへーって調子に乗りそうになるのをグッとこらえる
調子にのったら終わり

体育館裏に呼び出されたり、トイレしてたら上からバケツで水バッシャーみたいなことになりかねない

「錦戸くんもあんたのこと好きだったりして」
『いやナイナイナイ！』

調子に乗ったら終わり、勘違いダメ絶対って言い聞かせる

「あんたはどうなの？」
『えっ？私、、、、?』

あゆに言われて考えてみる
錦戸くんの笑顔見る度ドキってするしずっきゅんともするしかっこいいなーって思うし、けどこれは好きって言うのかな

『好きって言うより憧れ、、かな？』

あゆは有耶無耶な私を目を細めてじっと見つめる
はっきりしない答えだなと我ながら思う

「それはきっと＂好き＂だよ」
『……好き、、、か』

私が、錦戸くんのことを好き、、、、、