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「これオンマの？」
「そうだよ！宿舎にもこれの5倍はあるくらい差し入れして、
A電話出ないから俺に持って行ってやれって。
俺も何回もかけたけどずっと電源入ってないからホントに何かあったのかと
心配したんだよ。」
オンマというのはドンヘのオンマで、両親を亡くしたわたしを家族同然に
面倒見てくれたのだ。
「そ、そうだったんだ。ゴメン。
今日忙しくて携帯のバッテリー切れてるの気付かなくて。」
エレベーターが8階で止まる。
でもドンヘはドアが開いても降りようとしない。
「どうしたの？上がってけば？」
「え？でももう遅いし…」
「何言って…ていうか、私のこの荷物見てもわかんない？それ持てないし」
あ…とバツの悪そうな顔。
眉毛をちょっと下げて照れ臭そうに笑う。
それ、反則ですから。
暗証番号を入れる。
1516。これはソウルに出てきた時、二人の誕生日を合わせて考えた。
ドンヘの10月15日とわたしの11月16日。
「まだ暗証番号変えてないの？」
黙ってうなづくと部屋に入る。
振り返るとドンへはなぜか玄関でモジモジして上がる気配がない。
「何遠慮してるの？自分の家みたいなものなのに。
ドンヘの部屋、そのままにしてるんだよ？ていうか、番号わかってるんだから中で待てばいいのに」
「あ…」
時々ホントにこいつはパボなんじゃないかと思う時がある。
でも、なぜか嫌いになれない…惚れた弱みってやつね。ふっ←
「ほら、早く上がって！
結構待っててくれたんでしょ？今ホットミルク作るから。」
じゃあ、と言って靴を脱いでドンへが入ってくる。
ほんと、何年ぶりだろう？
「でもさ、俺が入り浸ってたらA、ますます男出来ないかもよ？」
「なんでよ？」
「ほら、こんないい男しょっちゅう見てたら他の男に目が行かないっていうか？」
そう言いながら、照れたように首を傾げて手で頭をかく。
もう、そんな小さな仕草にもドキドキする自分にガッカリする。
そうだよ。その通りだよ。
でも、言えないんだよ！
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さくらこ(プロフ) - ふるふるさん» ふっるんちゃん、ようこそ〜♪コメントありがとうございます！！続きもよろしくお願いします！ (2013年3月31日 22時) (
レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆなさん、初コメありがとうございます！すごく嬉しいです（≧∇≦）脳内で変換して楽しんでいただけると嬉しいです！ (2013年2月20日 21時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi＊ku
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年2月11日 1時
