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愛しさの最上級 ページ25

済州島から帰ってからというもの、締め切りに間に合わせるため
ほとんど休む間もなく記事を書き、校了も何とかギリギリに済ませ、
やっと出来上がった本。

何度経験しても、新しいインクの匂いのする雑誌がたまらなく愛おしい。
それに、自分の記事が載ってれば愛しさも倍増、
ましてやそれがドンヘの記事なんて、愛しさの最上級なわけで。


ニヤつく顔を抑えつつ、ハラハラとめくってみる。

どのページのドンへもステキで、済州島の景色にマッチしてる。
特にこの表情。

優しい瞳で遠くを見る表情は、すべてを包み込むような大きな心を感じた。

一目見て気に入って、大きなパネルにしてもらった。
もちろんドンヘにあげるという名目だけど、ホントは自分用。
コッソリ自宅に持ち帰った。

今はまだ、クローゼットの奥に大切に隠してある。
だって、飾ってるとこ、もしドンヘに見られでもしたら大変だもの。


「いいねぇこの顔」

とつぜん、すぐ耳元で声がして驚いた。

ユイが、私の肩越しにグラビアをじっと見つめていた。

「もう!ビックリしたじゃない!」

「あたしが近づいても気づかないくらい見とれてたの?(笑)
でもマジでいいね。ドンヘ。こんな顔、するんだね」

「うん…」

嬉しかった。ユイは、甘えん坊なイメージのドンへが
頼りなさげに見えて気に入らないって言ってたから。

「これ、ドンヘに持って行くんでしょ?」

「うん…」

あれから、ドンヘとは会っていない。
済州島で、社長と一緒のところを見られてから、
なぜかドンヘはずっとわたしを避けてるみたいで。

わたしもなぜか後ろめたい気持ちがあって、
説明したくても話しかけられずそのままで…

…何を説明するの?

わたしとドンヘは何も、説明する間柄じゃないし。

結局宿舎宛に郵送することにした。

社長からは、あの後何度か電話やメールがある。
でも、決してあの時のことはお互い話題にはしない。
わたしを気遣ってくれて、とても話しやすい彼に、
自分でも少しずつ心を開けてきたように思う。

でも、相手は何と言ってもホテル王だ。
わたしなんかとどうこうなるような人じゃない。


そう思っていた。

衝撃的な告白→←あなたが好きなんです



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さくらこ(プロフ) - ふるふるさん» ふっるんちゃん、ようこそ〜♪コメントありがとうございます!!続きもよろしくお願いします! (2013年3月31日 22時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆなさん、初コメありがとうございます!すごく嬉しいです(≧∇≦)脳内で変換して楽しんでいただけると嬉しいです! (2013年2月20日 21時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mi*ku | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/  
作成日時:2013年2月11日 1時

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