わたしの秘密 ページ3
「またドンヘ？」
ユイにはお見通しだった。
「どうせまたドンヘだったら…とかなんとか思ったんでしょ？
もういい加減認めたら？自分の気持ち。」
「え…？」
「それってさ、ドンヘ好き好きって言ってるようなもんだと思うけど？」
「なっ///違うよ！そんなんじゃないんだってば！
ただ、ドンヘは小さい頃から姉弟みたいに一緒にいてダンスだって歌だって
ずっと前から一番そばで見てきたから、ドンヘしか知らないんだもん！
基準がドンヘになって当然じゃない？もちろんドンヘの事は好きだよ。
だけど、恋愛対象にとか見たことないよ。
かわいい弟？みたいな感じ。
彼女といたって平気だもん、それってそういう事でしょ？」
いつの間にか、ユイの鼻先がすぐ近くにあった。
「わかったわかった、近いよまったく…
ドンヘの事となったらアツイんだから。どんだけブラコンなんだよ。
ていうか、何回ドンヘって言ったんだ？」」
「なんか言った？」
「いえ何も」
「ヨシ！」
「ま、一生使わないで干からびないように、次は頑張りなよ」
皮肉りながら、親友は後ろで手を降り、ポケットから携帯を出しながらオフィスを後にした。
アツくなりすぎた？いや、フツーでしょ。
自問自答しながら服を直し、一つ咳払いをするとデスクに腰掛けた。
デスクの前の鏡の中に、わたしをあざ笑う、もう一人の私が映ってる。
"嘘つき"
そう、嘘だ。
全部嘘。
わたしは、ドンヘが好き。
ずっと前から。
恋愛が長続きしないのも、なんだかんだと理由を付けてるけど、
結局のところは、誰かと深い関係になるのが嫌だったから。
ドンヘ以外には…
嫌だ。
でも、絶対このことは言わないし言っちゃいけないの。
親友にだって、誰にだって言えない、私だけの秘密。
お墓に持って行く、唯一の真実。
好き…
そう呟いてハッとして、
わたしは頭をブンブン振ってドンヘの顔を追い出そうとした。
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さくらこ(プロフ) - ふるふるさん» ふっるんちゃん、ようこそ〜♪コメントありがとうございます！！続きもよろしくお願いします！ (2013年3月31日 22時) (
レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆなさん、初コメありがとうございます！すごく嬉しいです（≧∇≦）脳内で変換して楽しんでいただけると嬉しいです！ (2013年2月20日 21時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi＊ku
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年2月11日 1時
