報告書 ページ46
me side
部屋に帰って、書類の整理をした。
提出期限は来月や再来月までのものが多く、１日にする枚数を決めて、
とりあえず戦争の報告書を書いた。
『…て言っても、私何もしてないんだが。』
コネシマさんの様子見に行って、応急処置して副隊長さんに運ばせて、
兵士のみなさんの中で剣振り回してただけやし。
というか、私、兵士の人より戦闘力ないからね。
やはり戦場は性に合わん。
小学生並みに、
“暇だったので、戦場に遊びに行った。ほとんど敵はみなさんが片付けていて、
結果的には特になにもやってない。”
とだけ書いて、トントンさんのところに持って行った。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
tn「…これだけ？」
『はい。』
トントンさんの部屋で、報告書を見てもらう。
するとトントンさんはその報告書を見てなんだか微妙な顔をした。
やはり、少し小学生っぽく書きすぎただろうか。
『本当に暇だったんで様子を見に行っただけです。』
tn「ほんまになんもしてへんの？」
『はい。』
tn「…ほうか。」
トントンさんは、何か言いたそうにして、また視線を落とした。
tn「ま、ええわ。これもらっとく。」
『そうですか、じゃあ私はこれで。』
tn「あぁ、ちょい待って。」
トントンさんは立ち上がり、書類の山から、数枚、書類を取り出す。
tn「ついでにこの書類、ゾムに届けといてくれん？」
『わかりました。』
書類を受け取り、もう一度部屋を出ようとすると、
tn「あと、」
と声をかけられ、振り返る。
『はい。』
tn「俺にも、敬語とか、堅苦しい言葉使わんでええから。
もう、ちゃんと信頼しとるし。」
『…了解。』
そして、次こそちゃんと部屋を出た。
なぜいきなり信頼されたのかはわからないが、悪い気分ではなかった。
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炉兎 - くっそ、目次のドヤ顔が、まだ読んでもないのにムカつく…（訳：今から読ませていただきます！めっちゃ楽しみです。） (2021年1月16日 13時) (
レス) id: 238e6ce346 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - めっちゃ…えぇ？hit数すご…ありがとうございます！ (2019年12月24日 10時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - だめ女さん» うおぉぉぉ、ありがとうございます！嬉しいので1話更新しまs(((ﾁｮﾛｽｷﾞｨ (2019年11月26日 14時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
だめ女(プロフ) - イデア(作者)さん» いえいえ！ これからも更新頑張ってください。応援してます。 (2019年11月26日 9時) (レス) id: f83ae998d1 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - だめ女さん» これでまた僕の小説のクオリティが上がりました笑 ありがとうございます！ (2019年11月25日 20時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年9月2日 20時
