神のゆりかご (ページ10)

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No.9 ページ10

河村sid

伊沢「河村さん急に走り出すから驚いたよ！」

そりゃそうだ。しかも、ハンカチの件は恥ずかしくてふくらにしか言ってない。

ふくら「河村からみんなに、状況説明したら？」

仕方ない。重い口を開けて説明した。

そこにいたのは、ふくら、伊沢、こうちゃん、須貝さんだった。

僕は数日前の出来事を話しした。

こうちゃん「めちゃくちゃその人優しいじゃん！！いーなー！」

伊沢「まあ、会えてよかったんじゃね？」

須貝「でもよく会えたよ！すごい確率だよ、だって」

本当に会えてよかった。

彼女は気付いただろうか。連絡先を書いた紙をハンカチに挟んでおいたのだ。

いや、それより彼女は泣いていたが、連絡先は濡れて見えなくなっていないだろうか。

どうか濡れていないでくれ！と願いながら、彼女のことを考えていた。

僕は臆病で、恋などずっとしていない。

もっと彼女のことが知りたい。

これは、恋などではなく、単純な知識欲だ。と自分に言い聞かせる。

自分の最寄り駅について、メンバーとは別れた。

家に帰ってくると、どっと疲れがでて、シャワーを浴びてさっさと寝てしまった。

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河村さんとメンバーが別れた後

ふくらside

須貝「なあ、あれってさぁ」

言うと思った。

こうちゃん「うん、河村さんだよね」

伊沢「うーん、恋してるよな。多分」

ふくら「俺らの話し何にも聞こえてなかった笑」

須貝「えー。どうする？てか、恋愛とかいいの？」

伊沢「あー、まあ俺らYoutuberではあるけど、アイドルではないし。公表しなければいいと思うよ」
「それに、俺河村さんと付き合い長いけど、河村さんを支えてくれる人は必要だと思ってるよ」

ふくら「確かに、それは俺も思ってて、ちょっと危うい所あるから」

伊沢「まあ俺ら外野が言っても仕方ない。もし恋をしてるなら応援してやろーぜ」

こうちゃん「そうだね。それがいいと思う」

・・・・ばれてないと思ってるのは、河村だけだよな。
河村は、嘘とか見抜くのは上手だけど、嘘ついたり、隠し事苦手だからなぁ。

うまくいくといいな。