Chapter1-「夏への扉」�� ページ9
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【I-G空間内】
辺り一面、壁のない開けた空間。
突如二人は、その空間の中に突き落とされたかのように顕現する。
地面のような、無限に広がるよう見える平面の上に尻もちをついた。
二人は、うめきながら、ここはどこ、と呟く。
ドット「うし！同調うまくいってるな！そこは…I-G空間つってな！電脳…いや仮想の空間か？」
空間上にウィンドウが開き、ドットの顔が映る。ウィンドウ越しに声が届く。
ドット「なんかあるだろ！メタバースとか…ニューロ〇ンサー….ha〇k…ソー〇アート…エ〇ゼ…」
エリィ「なんのこと？」
ビビ「そういや前、兄ちゃんから借りたような」
シィタ「小説、ほとんど実家に置いてきちゃった気がする」
ドット「シィタ君評価厳しくてさぁ！数少ない共通の話題かと思ったら…いや〜怖くて会話できね〜！」
エリィ「ねぇ！なんの話！」
ドット「おほんっ！悪かった…」
ドット「先も言ったが、そこは『I-G空間』と名付けてる…ま、仮想空間みたいなもんだな！で…頼みたかったのがここから！」
ドット「いいか…とてもざっくりに言うが…」
ドット「そこにはザコ敵みたいのとボス敵みたいのがいる！…で、二人にはここでボス敵をやっつけてもらいたい！」
ドット「ボス敵をやっつければ、元の場所…研究室に戻れる!!」
ドット「で、あの空間の歪みも収まるって寸法だ」
エリィ「流れとか仕組みは全然だけど…やることは分かった！」
ビビ「なんか、めっちゃゲームっぽい」
エリィ「にしても！人にものを頼むにしても…」
言葉を途中で止め、エリィはビビの耳もとでささやき、ビビにアイコンタクトをとる。
ビビ「や、やり口が…ご、強引」
ビビはエリィから囁かれたであろう言葉をしどろもどろに口にした。
ドット「おっ、おい！今ビビちゃんに言わせ」
エリィ「あ？」
低くドスの利いた声で、エリィはウィンドウ上のドットをきっと睨みつけ、言葉を遮る。
ドット「いやあの、ほんと申し訳ありませんでした〜…差し入れや応援ならいくらでもしますんで、ね？お礼も弾みますんで…よろしくお願いしますよお二方」
取り繕うようなドットの話声に、シィタは、ヘンな話し方、と独り言つ。
エリィ「言ったね！覚えとくから！それで…」
ビビ「ぶ、武器とか…」
エリィ「そうそう！あるの？武器とか…」
ドット「ああ！それは…」
シィタ「＿＿ドット、もう来る」
ドット「二人とも!!『戦う』って考えろ！！」
ビビ「えっ＿＿＿」
Chapter1-「夏への扉」�│�←Chapter1-「夏への扉」��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kakuse - to:1-3 門外漢へ説明できない不通さは開発者あるあるですね、なんでリアルなんだ……。無機材って金属やセラミックでしたっけ、ここからスケート装備につながってく予感。ティータイムを裂く黒シルエット！ いつもいいとこで終わりますよね。 (7月23日 23時) (
レス) @page5 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-2 マンガ表現もお手の物……！ 洋画なRingRing....が新鮮、そして妄想内ビビがお花畑かわいい。しかしアイドル狙いはキャラ紹介見る限りだと少し意外でした、いつか活かされるのかなこの設定。無色な夏休み差し込んだバイトの電話には喜興期待。すぐ読みます。 (7月23日 23時) (レス) @page4 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-1 エラー→ホームルームの順番がいいですね。逆よりずっとスムーズ、これって話の流れをデザインとして捉えられる人の所業と思います。そして各シーンに絵がついてるの嬉しい！ モニター風にgifらせたり後席少年がビビの無音を引き立ててたり、いちいち喜興します (7月6日 21時) (レス) @page3 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:キャラ紹介 [○○のすがた]好きですｗどのキャラも手に性格が出ていてキャッチしやすく、オーラ（？）の色も強すぎず見やすいです。兄妹で類似カラーなのもいいですね、ニド○ン♂♀。 (7月4日 21時) (レス) @page2 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - 毎日読みます！ (7月4日 20時) (レス) @page1 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナオ | 作成日時：2022年7月9日 4時
