Chapter5-「過去の話」�А塀�） ページ48
【事件の日�� ドットとシィタ〜某所にて・直接の会話〜】
ドット「だから、ジョージ博士のやっていた頃から、敵の多い研究だったみたいなんだな」
ドット「タイミングがタイミングってだけで、陥れるチャンスをうかがってたみたいだ。要ははめられた、と」
ドット「しかしなぁ…研究の内容だとか学閥だとかで、そんなに敵味方とか、蹴落とすかってとこまでいくんだから…見たくない世界に触れてしまった気分だな」
シィタ「僕らが先生と話したの、悪かったことになる？」
ドット「…そんなことない、ぜったいにない」
シィタ「…そう」
ドット「ThPaAcを命名したのも、研究室を明け渡されたのも…今思えば俺たちだけでも続けてほしいってことだったんだな。こうなることわかってただろうから…」
シィタ「…うん」
シィタ「いやわからない！」
シィタ「先生は悪いことをしてなかった」
シィタ「それにドット、なんでそんな冷静なんだよ」
シィタ「だから僕らが先生をどうにかするって話をするんじゃないの」
ドット「…どうもしないよ」
シィタ「おい」
ドット「どうもしない」
シィタ「ほんとにいってる？おい！」
ドット「どうもしない！どうもできない！…俺たちが門外漢の世界だし…かえって遠回りだよ。」
ドット「シィタ君、警察とか組織を相手にしてうまく口車に乗せたりとか、出し抜こうとか思えるわけ？自分の研究を差し置いてでも」
シィタ「…」
ドット「ヘタにおれたちが手出して、おれたちまで火傷したらどうしようもないの。先生がやってくれたのは、
おれたちが今この時でも研究を進められるようにしてくれたってこと。要するに、”俺に構わず進め！”ってやつ」
シィタ「…そう…」
シィタ「…ドット」
ドット「なに？」
シィタ「…」
シィタ「…萎えた…」
シィタは一段と声を低くし、下を向きながらつぶやいた。
ドット「…はは…はは！ほんと！萎えるよな！」
そんなシィタを励ます調子で、ドットは精一杯の笑みと共に声をひねり出した。
ドット「まぁ…それに、今は書類送検の段階だし…」
ドット「いや…でも…」
ドット「萎えるよな…本当に…」
か細い声で、ドットはそうつぶやいた。
Chapter5「過去の話」 終わり
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kakuse - to:1-3 門外漢へ説明できない不通さは開発者あるあるですね、なんでリアルなんだ……。無機材って金属やセラミックでしたっけ、ここからスケート装備につながってく予感。ティータイムを裂く黒シルエット！ いつもいいとこで終わりますよね。 (7月23日 23時) (
レス) @page5 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-2 マンガ表現もお手の物……！ 洋画なRingRing....が新鮮、そして妄想内ビビがお花畑かわいい。しかしアイドル狙いはキャラ紹介見る限りだと少し意外でした、いつか活かされるのかなこの設定。無色な夏休み差し込んだバイトの電話には喜興期待。すぐ読みます。 (7月23日 23時) (レス) @page4 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-1 エラー→ホームルームの順番がいいですね。逆よりずっとスムーズ、これって話の流れをデザインとして捉えられる人の所業と思います。そして各シーンに絵がついてるの嬉しい！ モニター風にgifらせたり後席少年がビビの無音を引き立ててたり、いちいち喜興します (7月6日 21時) (レス) @page3 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:キャラ紹介 [○○のすがた]好きですｗどのキャラも手に性格が出ていてキャッチしやすく、オーラ（？）の色も強すぎず見やすいです。兄妹で類似カラーなのもいいですね、ニド○ン♂♀。 (7月4日 21時) (レス) @page2 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - 毎日読みます！ (7月4日 20時) (レス) @page1 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナオ | 作成日時：2022年7月9日 4時
