Chapter4-「コンポジット・エリィ」�� ページ39
【I-G空間・ビビと影との戦闘中】
「自分が悪いって言っていれば自分を直さないで済むって思ってそう。」
戦闘の最中、不意に影は口を開く。
ビビ「！」
思わず立ち止まるビビ。
「直す努力をすることから逃げてる。スタイルいい癖に卑下する。ちゃんとできてるのに自信を持って言わない。言い切って責任もつことから逃げてる。わたしと目が合ったとき、目を逸らす。逃げてる。全部。逃げてる。」
影もやがて動きを止める。声に怒気を伴わせて、ビビへと言葉を投げかける。
【現実空間・展望台】
＜簡単に、言葉を言葉どおりに信じる。簡単に、すぐ泣きそうになる。簡単に、悲しい目をして救済を求める＞
＜そんなあなたを･･･＞
＜うっとおしいと、感じている＞
ドット「今、I-G空間で起きていることか…!!」
＜あの展望台は、わたしの場所だった＞
＜わたし…と…＞
ドット「あ…」
＜ビビ「…と…？」＞
＜う、うるさい…!!＞
＜もう!!＿＿＿＞
＜やられろっ＿＿＿＿!!＞
影はビビめがけて、再び駆け出す。その剣でビビを貫こうと。
ドット「駄目だっっ」
ドットがそう強く念じた瞬間。彼の体は、異空間へと転移した。
【I-G空間】
刹那。
ドット「はあ…はあ…」
ビビの眼前にドットが現れた。
彼の左わき腹に、影の剣が突き刺さる。
ドット「間に合っ…いや…どうなんだろなこれ…」
ドット「はは…痛ってぇ〜」
エリィ「おにぃ…」
ビビ「え･･･」
「なんで…」
ドット「謝りにきた」
ドット「展望台で話したこと…おれ…忘れてた」
ドット「けど、思い出したからさ…」
ドット「ほんと…ごめん」
エリィ「そんな…ことで」
ドット「おれは大事だと思ったの！」
エリィ「！」
ドット「約束は…守るから…な…？」
エリィ「う…うう…」
ドット「ああ〜…出番こんだけだ、くそっ」
ドット「ビビちゃん…妹は…ちゃんときみを好きだと思ってる」
ドット「きみの中にも…育っている存在がいる」
ドット「おれ達は”シリコニー”と仮称してたけど…きみは、その存在と話せてる…」
ドット「悪い、妹を…よろしくっ!!」
『ドット、ドット!!』
端末越しに、シィタは叫ぶ。
ドット「シィタ、転移をっ」
直後。ほぼ一瞬にして、空間からドットは姿を消した。
エリィ「あ…あ…」
＿＿ぼくが話すひと。
＿＿ひと？存在？
エリィ「わたし…あ…」
「アアアアッッ」
影は後ずさりをする頭を抱える。
再び剣を構えると、今度はエリィめがけて駆けだしてきた。
＿＿･･･けど･･･
＿＿エリィちゃんが･･･
＿＿自分を傷つけるのは･･･嫌だ＿＿
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kakuse - to:1-3 門外漢へ説明できない不通さは開発者あるあるですね、なんでリアルなんだ……。無機材って金属やセラミックでしたっけ、ここからスケート装備につながってく予感。ティータイムを裂く黒シルエット！ いつもいいとこで終わりますよね。 (7月23日 23時) (
レス) @page5 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-2 マンガ表現もお手の物……！ 洋画なRingRing....が新鮮、そして妄想内ビビがお花畑かわいい。しかしアイドル狙いはキャラ紹介見る限りだと少し意外でした、いつか活かされるのかなこの設定。無色な夏休み差し込んだバイトの電話には喜興期待。すぐ読みます。 (7月23日 23時) (レス) @page4 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-1 エラー→ホームルームの順番がいいですね。逆よりずっとスムーズ、これって話の流れをデザインとして捉えられる人の所業と思います。そして各シーンに絵がついてるの嬉しい！ モニター風にgifらせたり後席少年がビビの無音を引き立ててたり、いちいち喜興します (7月6日 21時) (レス) @page3 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:キャラ紹介 [○○のすがた]好きですｗどのキャラも手に性格が出ていてキャッチしやすく、オーラ（？）の色も強すぎず見やすいです。兄妹で類似カラーなのもいいですね、ニド○ン♂♀。 (7月4日 21時) (レス) @page2 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - 毎日読みます！ (7月4日 20時) (レス) @page1 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナオ | 作成日時：2022年7月9日 4時
