Chapter4-「コンポジット・エリィ」�� ページ37
＊
【夜・アクセラシティ街路・ドットとシィタ、スケボーを相乗りする】
ドット「ったく!!スケボーなんて久々だ!!しかも夜間運転ときた!!」
ドット「ひっさびさだよな〜、アンテナ塔いくの…」
ドット「にしてもシィタ君、なかなか風流な思いつきをするようになったねぇ」
シィタ「うるさい」
シィタ「けど…ドット」
ドット「何ですか〜？」
シィタ「装置側から一度は拒絶された僕らだ。ムリヤリ介入なんて、･･･どうなるかわからない」
シィタ「無理してるんじゃ…」
ドット「もうそれしかないだろ！」
シィタ「そうだけど…ドットがどうにかなったら…」
ドット「え？心配してくれてるってこと？」
シィタ「うるさい」
シィタ「け、けどまぁ」
ドット「…ありがとうな」
シィタ「うん」
【外壁発電所前】
ドット「…着いた。…っふーーーー、シィタ！」
ドットの言葉の後、間髪入れずにシィタは発電所の門に搭載されているコンソールパネルへ近づく。
携帯端末からケーブルを引き出し、パネルの接続口へと繋ぐ。
シィタ「うん。警備システムのアプデはないから…大丈夫」
ドット「うし…潜入開始だ…」
【エレベータ内】
ドットの携帯端末から聞こえてくる通信：
＜色んなことが…んでしょ＞
＜誰かを…つけたくてたまらな…＞
ドット「エリィ…？」
＊
【I-G空間】
エリィ「ビビっ＿＿＿!!」
エリィが叫んだ直後。ふらりと、静かに、しかし一瞬でその場にビビが顕現する。
ビビ「っ…こ、ここは…夢…？」
エリィ「ビビ…」
ビビ「…エリィちゃん…」
エリィ「…きてくれた…」
ビビ「声…聞こえたよ…」
エリィ「うん…」
ビビ「ここ…I-G空間なんだね」
エリィ「う、うん…」
ビビ「あはは…なんかわたし、すごい目にいっぱい合ってる」
エリィ「すごい目？」
ビビ「こないだはテレポートして。今日もそれなのかなぁ」
エリィ「…すごいね…」
「ちょっとちょっとちょっとちょっとぉ」
「私を無視しないでもらえるかなーあ！」
ふたりと対峙している存在がゆっくりと歩み寄って来る。
ビビ「て、敵…？」
「そうです〜〜敵で〜〜す」
「敵の、エリィちゃんで〜〜す」
ビビ「え、エリィちゃん…!?」
エリィ「違う!!ビビ、こいつまた擬態かなんかしてるんだ!!ほら、こないだのめぐりさんの時みたいに!!」
ビビ「あ、そ、そうか」
「さて〜そう言えるでしょうかねーえ」
「このエリィちゃんはねー…けっこう心が狭いんだ…本音を包み隠す…ひどい人なんだよ」
エリィ「ビビ!!敵だから!!やろ!!」
ビビ「う、うん」
Chapter4-「コンポジット・エリィ」�│�←Chapter4-「コンポジット・エリィ」��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kakuse - to:1-3 門外漢へ説明できない不通さは開発者あるあるですね、なんでリアルなんだ……。無機材って金属やセラミックでしたっけ、ここからスケート装備につながってく予感。ティータイムを裂く黒シルエット！ いつもいいとこで終わりますよね。 (7月23日 23時) (
レス) @page5 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-2 マンガ表現もお手の物……！ 洋画なRingRing....が新鮮、そして妄想内ビビがお花畑かわいい。しかしアイドル狙いはキャラ紹介見る限りだと少し意外でした、いつか活かされるのかなこの設定。無色な夏休み差し込んだバイトの電話には喜興期待。すぐ読みます。 (7月23日 23時) (レス) @page4 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-1 エラー→ホームルームの順番がいいですね。逆よりずっとスムーズ、これって話の流れをデザインとして捉えられる人の所業と思います。そして各シーンに絵がついてるの嬉しい！ モニター風にgifらせたり後席少年がビビの無音を引き立ててたり、いちいち喜興します (7月6日 21時) (レス) @page3 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:キャラ紹介 [○○のすがた]好きですｗどのキャラも手に性格が出ていてキャッチしやすく、オーラ（？）の色も強すぎず見やすいです。兄妹で類似カラーなのもいいですね、ニド○ン♂♀。 (7月4日 21時) (レス) @page2 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - 毎日読みます！ (7月4日 20時) (レス) @page1 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナオ | 作成日時：2022年7月9日 4時
