Chapter4-「コンポジット・エリィ」�� ページ36
「私が、私の姿でいるんじゃたまらないよね。」
「･･･あ、今アイツのこと考えた。」
「だよね。根に持つよね。3年前、『男子かよ』って笑って茶化してきた■■」
「ほら」
影は、別人の姿へと形を変えた。
エリィ「やめろっっ」
気を取り直して、エリィは黒い影を切り裂いた。
「あっ･･･やられちゃったぁ。」
わざとらしい言葉を吐いた後、何事もなかったかのように黒い影は元の姿へと再生した。
エリィ「うあ･･･」
「ふふっ･･･スカっとしたくせに。そんな顔されても。」
「で、それから1週間後、男子ネタ擦ってキャラ付けさせるようになった○○」
「裏切られた気分だったよね〜」
「ほら･･･ほーらぁ」
エリィ「やめろ･･･やめろって」
「ありゃーっ」
＿＿エリィは黒い影を切り裂く。
「あっははははは」
「お菓子作ってきたときに、マズイって笑ってきた××」
エリィ「うるさい」
＿＿影は、姿を変えては再生する。
「服を似合わないって言ってきた△△」
エリィ「うるさい!!」
＿＿その繰り返しだ。
「頼りがいあるからって役割押しつけてきた※※」
エリィ「もういい!!」
「ほんとは頼りになってるのかなってないのかわからない･･･」
「ドット。私の兄」
エリィ「うわああああああ」
絶叫と共に、エリィは影を切り裂く。
エリィ「あっ･･･」
エリィ「あ･･･や、やだ･･･」
「ひどいねぇ。切り裂く人に優先順位あるんだ？お兄ちゃんを切ったことだけは強くリアクションして。ひいきじゃん」
エリィ「うるさいうるさいうるさいうるさい」
エリィ「･･･ひどいよ･･･」
「だって、思ってることをやらせてあげたんだよ？」
「むしろ･･･優しいよ。うん。私は、私に優しい」
エリィ「ちがう･･･酷い･･･酷い･･･」
エリィはうつむき、影から後ずさりをする。
影はエリィへとゆっくりと歩み寄り、言葉を続ける。
「ねえ、否定しないで。素直になってさ。せっかくだし、思い出してみようよ？」
「私のこと。イライラしているのは、解消してあげなくっちゃ」
「･･･ああ、そうだ･･･」
「丁度、いたじゃないか」
「私を頼るような目をして。私がいいと思っていた場所も、気に入ったみたいだから譲ってあげて。本当は、私だけの場所にしたかったのに。」
「私を無自覚に信じてくれるような。そんな目をした。何も疑わないで信じてくるが故に、それがうっとおしく感じてしまうような＿＿＿＿」
エリィ「ビビっ!!!!!!!!!」
エリィ「起きてっ･･･お願いっ･･･!!」
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kakuse - to:1-3 門外漢へ説明できない不通さは開発者あるあるですね、なんでリアルなんだ……。無機材って金属やセラミックでしたっけ、ここからスケート装備につながってく予感。ティータイムを裂く黒シルエット！ いつもいいとこで終わりますよね。 (7月23日 23時) (
レス) @page5 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-2 マンガ表現もお手の物……！ 洋画なRingRing....が新鮮、そして妄想内ビビがお花畑かわいい。しかしアイドル狙いはキャラ紹介見る限りだと少し意外でした、いつか活かされるのかなこの設定。無色な夏休み差し込んだバイトの電話には喜興期待。すぐ読みます。 (7月23日 23時) (レス) @page4 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-1 エラー→ホームルームの順番がいいですね。逆よりずっとスムーズ、これって話の流れをデザインとして捉えられる人の所業と思います。そして各シーンに絵がついてるの嬉しい！ モニター風にgifらせたり後席少年がビビの無音を引き立ててたり、いちいち喜興します (7月6日 21時) (レス) @page3 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:キャラ紹介 [○○のすがた]好きですｗどのキャラも手に性格が出ていてキャッチしやすく、オーラ（？）の色も強すぎず見やすいです。兄妹で類似カラーなのもいいですね、ニド○ン♂♀。 (7月4日 21時) (レス) @page2 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - 毎日読みます！ (7月4日 20時) (レス) @page1 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナオ | 作成日時：2022年7月9日 4時
