Chapter4-「コンポジット・エリィ」�� ページ31
【某日、街内・某スケートボードパーク】
カマツ一行がThPaAcを訪ねた日から一週間が経った。
以来、研究室内での大きな異変はないものの、データ収集のためにとビビやエリィは事あるごとに研究室に召喚される日々を送り始めた。
エリィの学校も夏休みを迎えた。
休日によく訪れていたスケートボードパークだったが、最近のThPaAc絡みのいざこざでエリィはここに通えていなかった。
この日の昼下がり。気分転換にと、エリィはひとりパークに通った。
久しぶりに繰り出す技の数々。地を駆けては飛ぶボードと自身の一体感。
そんな風に独りながら自由を謳歌するエリィであったが、
ひとりの少年＿＿このパークでエリィの友人となった＿＿＿が、エリィに声をかけた。
友人｢え、めっちゃオーリーきれいになってね？やべぇ｣
エリィ｢あ･･･うん。最近できるようになった｣
友人｢す、すげーな･･･｣
エリィ｢そう？やることやってたら出来たみたいな感じで･･･あ、ううん。ありがとう｣
友人｢お、おう｣
友人｢･･･あの、エリィ!!｣
エリィ｢なーに!!｣
友人｢その･･･教えてくんない？コツとか!!･･･頼むっ!!｣
エリィ｢そ、そんな大まじめにならなくたって･･･いいよ、全然教えるよ｣
エリィ｢もっと早く言ってくれればよかったのに？｣
友人｢それは･･･男のプライドが･･･さ･･･｣
エリィ｢そんなぁ。わかんないよそんなの。こうやって素直に聞いてくれて、それで出来るように頑張れる人のほうが、わたしは全然好きだけど？｣
友人｢そ、そっか･･･｣
練習すること数十分。友人はコツを掴めてきたのか、先ほどとは俄然違う動きを見せた。
エリィ｢えー、呑み込み早いね!!｣
友人｢お前だってすぐできるようになったんだろ｣
エリィ｢なーんかつっかかりますねー。｣
友人｢わ、悪い!!｣
と、そんな二人の下にひとりの幼女が近づいてきた。
幼女｢ねーおねーちゃーん｣
エリィ｢なーに？｣
幼女｢おしえておしえてー｣
エリィ｢え？｣
幼女｢ボードのれない！転んじゃう！いたいよ〜｣
エリィ｢そ、そっかぁ！うん！教えたげる！｣
エリィ｢ね、なんでわたしが？｣
友人｢俺らくらいの年の女子、ここはエリィくらいしかいないからじゃね｣
エリィ｢･･･そういうもんかぁ。てか親は…」
二人だけで聞こえるくらいの声で話していると、幼女は、｢おねーちゃん！｣と返事を求めた。
エリィ｢あぁごめんねごめんね〜ほら！｣
幼女｢わーあははっ！！｣
エリィは幼女の機嫌をとろうと体を抱えながらボードに乗せ、地面を走らせた。
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kakuse - to:1-3 門外漢へ説明できない不通さは開発者あるあるですね、なんでリアルなんだ……。無機材って金属やセラミックでしたっけ、ここからスケート装備につながってく予感。ティータイムを裂く黒シルエット！ いつもいいとこで終わりますよね。 (7月23日 23時) (
レス) @page5 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-2 マンガ表現もお手の物……！ 洋画なRingRing....が新鮮、そして妄想内ビビがお花畑かわいい。しかしアイドル狙いはキャラ紹介見る限りだと少し意外でした、いつか活かされるのかなこの設定。無色な夏休み差し込んだバイトの電話には喜興期待。すぐ読みます。 (7月23日 23時) (レス) @page4 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-1 エラー→ホームルームの順番がいいですね。逆よりずっとスムーズ、これって話の流れをデザインとして捉えられる人の所業と思います。そして各シーンに絵がついてるの嬉しい！ モニター風にgifらせたり後席少年がビビの無音を引き立ててたり、いちいち喜興します (7月6日 21時) (レス) @page3 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:キャラ紹介 [○○のすがた]好きですｗどのキャラも手に性格が出ていてキャッチしやすく、オーラ（？）の色も強すぎず見やすいです。兄妹で類似カラーなのもいいですね、ニド○ン♂♀。 (7月4日 21時) (レス) @page2 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - 毎日読みます！ (7月4日 20時) (レス) @page1 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナオ | 作成日時：2022年7月9日 4時
