Chapter3-「ノット・ファウンデーション」 �� ページ22
【某日、都市内某事務所】
10畳ほどの広さの白が目立つ空間の部屋。殺風景ではないが洒落たとも言えない雰囲気のこの部屋の大きな事務机を中心として、一人の男性と二人の女性が会話を交わしていた。
女性「めぐりさん。ビビさんと身辺の事。情報収集ありがとう」
めぐり「い、いえ…カマツ先生」
男性「端末から外部情報のデータを読み込んだんですが、これ、…すごいですよ」
男性「簡単に言うと、一定期間、現実世界にいた情報が”ない”んです」
男性「端末は、所持者が生命活動を停止したり紛失した場合なら、それぞれその状況だと分かる別の形式の情報を書き込むんです」
男性「しかし、そのいずれとも違う。となると、考えられるのは…やっぱり、冗談みたいな話ですが」
男性「彼女、異空間にいた…という事が考えられます。先のどれにも当てはまらないなんて事例、そうありませんから」
カマツ「おかしな話だけど…大学の研究室で起こったのと、こういうのが専門のヨゼフが言うんだから、信じることにするわ」
ヨゼフ「光栄です」
女性から、ヨゼフ、と呼ばれた男性が返す。
女性「で…めぐりさん。あなたが引き当ててくれた子、逸材みたいね」
めぐり「あ、ありがとうございます。カマツ先生」
めぐりは内心、『引き当てててくれた』、という言い回しが気に入らなかった。
カマツ「大学への挨拶回り…付き合ってくれる？あなた若いから」
めぐり「え…」
カマツ「あなた、サロンの会員の中でも凄く熱心でいてくれるもの。感謝しているし、期待もしているのよ。会員という立場じゃ、もったいないわね…」
カマツ「どう？」
めぐり「はい、行きます」
カマツ「善は急げ、鉄は熱いうちに…ですから…明日にでも決行します。明日午前○○時、ここにまた集まって」
めぐり「え？」
カマツ「集まれるよね？」
めぐり「あ、はい…はい！」
カマツ「よかった」
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【めぐりの思い】
ビビちゃん。私はあなたに、複雑な思いを抱いています。
勝手ながら、あなたのことを調べさせてもらいました。
私の仕事のために。
よくわからないけど、諸事情からあなたはお家に閉じこもるようになって、それで魔が差したのか家から飛び出してここに移り住んだんだよね？お兄さんを頼って。
その行動力…立派だと思いました。
Chapter3-「ノット・ファウンデーション」 �□�←Chapter2-「ぼくの街歩き」 �─塀�）
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kakuse - to:1-3 門外漢へ説明できない不通さは開発者あるあるですね、なんでリアルなんだ……。無機材って金属やセラミックでしたっけ、ここからスケート装備につながってく予感。ティータイムを裂く黒シルエット！ いつもいいとこで終わりますよね。 (7月23日 23時) (
レス) @page5 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-2 マンガ表現もお手の物……！ 洋画なRingRing....が新鮮、そして妄想内ビビがお花畑かわいい。しかしアイドル狙いはキャラ紹介見る限りだと少し意外でした、いつか活かされるのかなこの設定。無色な夏休み差し込んだバイトの電話には喜興期待。すぐ読みます。 (7月23日 23時) (レス) @page4 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:1-1 エラー→ホームルームの順番がいいですね。逆よりずっとスムーズ、これって話の流れをデザインとして捉えられる人の所業と思います。そして各シーンに絵がついてるの嬉しい！ モニター風にgifらせたり後席少年がビビの無音を引き立ててたり、いちいち喜興します (7月6日 21時) (レス) @page3 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - to:キャラ紹介 [○○のすがた]好きですｗどのキャラも手に性格が出ていてキャッチしやすく、オーラ（？）の色も強すぎず見やすいです。兄妹で類似カラーなのもいいですね、ニド○ン♂♀。 (7月4日 21時) (レス) @page2 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
kakuse - 毎日読みます！ (7月4日 20時) (レス) @page1 id: 81da8a903e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナオ | 作成日時：2022年7月9日 4時
