【274】＿＿西門＆神林 SIDE ページ17
深夜0時を回り、四季もリュウも眠りにつき西門と神林のみのBar7／4。
本日は生憎の雨天で、客足が少なく、23時を回ったころには誰の入店も無かった。
暇で仕方がないと言わんばかりにカウンターからピアノの方に移動し、曲を奏でる神林。そのピアノを聞きながら、グラスを磨く西門。
西門「今日は静かな夜だね」
神林「こんな雨だったら誰も来ないだろうよ。四季もリュウも寝ちまったし……今日は早めに店を閉めてもいいかもな」
ピアノを一時止め、西門と会話する神林。鍵盤をゆっくり撫でながら「そういえばよぉ」と棚の酒を並べる西門を見る。
神林「お前、大学の講義とやらはいいのか？いつもならもう帰ってる時間だろ？」
西門「あぁ。明日は休講でね。大学へは夕方ごろに資料の整理に行くだけだから」
神林「チッ。忙しい時には授業があるからって帰るのに…。暇な時は手伝うなんてよぉ」
西門「偶々だろう」
「どうだか」と吐き捨て、鍵盤蓋を閉じる。
椅子から立ち上がり、ピアノが届かない位置で煙草に火をつけ、煙を吐き出す。
その姿を見て「ふふっ」と笑う西門。
神林「んだよ、人の事見て笑いやがって」
西門「いいや。いつもそうだなと思って」
神林「何がだよ」
西門「煙草を吸う時、いつもピアノから離れて吸うから」
神林「…そりゃあ、そうだろうよ」
ピアノの方を振り返り、過去の追慕に浸る。
神林「あの場所を、汚す訳にはいかねーからな」
西門「……そうか」
静かにそう返す西門あ、磨き終えたグラスを棚に直す。
閑寂とした空気がBarに広がる。
ふと、カランッというドアベルが鳴り、誰かが入店してくる。
神林と西門は同時に扉の方を振り返ると、そこには頭と服を少し濡らしたAが立っていて、『まだやっていますか？』と控えめに2人に尋ねてきた。
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 評価１回しか押せないのにそんな何度も・・！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年12月2日 23時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - こんわ！毎日見てます！あのポケカラとゆうアプリなんですけど、、歌わなくっていいので！そのメッセージでなりきりしませんか？私のは「栗花落アリス」って書けばでます！オーバーでしたらいらないやつを消してください (2021年12月2日 21時) (レス) id: 8f9b2ed954 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 何回も何回も評価押しちゃう...。更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年11月29日 23時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - ゆいゆいさん» 折角お誘い頂けたのに、すいませんでした！ありがとうございます (2021年11月25日 14時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい - テルミヤコウジさん» 別にいいですよ！これからも読み続けるので頑張ってください！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: 9bf949a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年11月21日 21時
