【PRIDE EPILOGUE】1 ページ45
NO SIDE
3rd battleの3日前。BAEがCLUB Paradox以外での単独ライブイベントが行われた。
そのライブ後、一時の休息を控室で過ごしていた3人。ふと、その扉がノックされた。
扉近くにいたアンが「どうぞー」と返事を出すと、ドアがゆっくりと開かれる。
控室に入ってきたのはAだった。
アン「あれ、Aじゃん」
夏準「なぜ貴方がここに?このイベントはParadox Liveとは無縁の筈ですが」
『萬屋の仕事で、ここのイベントの設営を手伝ったんだ。後は業者がやるっていうから抜けてきて、挨拶でもしとこうかなって』
夏準「それはそれは、あなたにしては律義ですね」
『あなたにしては、が余計だよ』と夏準に睨みを利かせるA。
ふと、歌詞ノートを持っていたアレンが「なぁなぁA!」と近づいてくる。
アレン「今回の曲のリリックどうだった!?」
『えっ、どうって』
アレン「アンのソロパートから夏準のリリックのタイムリターン、リズム的に早すぎたかなと思って個人的に反省してんだ。幻影も生かすならもっとアクロバットなポップを組み込んで、あとはエコーを流して『ストップストップ』
饒舌に捲し立てるアレンを止めるA。
「何でとめんだよ」と不満そうな顔を浮かべるアレンに『あほか』と吐き捨てる。
『挨拶来ただけって言っただろ。ライブ終わった後によくそんな喋れるな、元気かよ』
アレン「HIP HOPを語るのに疲れるなんて事はねーよ!」
『私は疲れるわ』
アレン「何でだよ!」
『お前の相手がだよ』
ノートしまえや、とアレンの顔にノートを押し付けるA。
その時、再び控室にノックが響く。再びアンが「どうぞ」というと、入ってきたのはTCWのメンバーだった。
西門「やぁ、お邪魔するよ」
アン「西門先生!それに皆さんも」
リュウ「どうも〜!リュウくんです☆」
四季「しっ、失礼します」
神林「この間の返礼に来た。まっ、敵情視察って所だな」
アレン「敵…ですか」
アレンがポツリと呟くと西門が笑って「冗談だよ。敵対するつもりはない」と言う。
西門「ただ、君達の事が気になったのは事実だ…と思ったのは、我々だけじゃなさそうだけど」
『いや、私は偶々で』
アン「またまた〜照れなくてもいいのに〜」
『喧しい』
すると、夏準が「それでどうでした?」と笑顔のまま神林の方を見る。
夏準「流行りものに飛びつくだけで最先端気取ってるガキのお遊びは?」
神林「絡んできやがるな」
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テルミヤコウジ(プロフ) - 鈴零_さん» 自分でもここまで長く続くとは思っていませんでた(;^ω^) これからもちょびちょび頑張ってやっていきますので、よろしくお願いします! (2021年12月2日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
鈴零_(プロフ) - 纏めた方がいいと思ったので、こちらで書かせていただきます。続編(part9)おめでとうございます。次もゆっくり見させていただきますね(*^^*) (2021年12月2日 20時) (レス) id: eefe8e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴零_(プロフ) - テルミヤコウジさん» 返信ありがとうございます、気づきませんでした(-_-;)全然大丈夫です、むしろ楽しみが増えるので( ´∀`*)全部見ました! (2021年12月2日 20時) (レス) id: eefe8e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» わー!毎度毎度コメント下さり、本当にありがとうございます!!cozmezなんか毎回短くてすいません(泣)今後の彼らに期待してみててください!よろしくお願いいたします!! (2021年11月19日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - あーもうcozmez尊い!かわいい!毎回更新楽しみにしています!応援してます! (2021年11月19日 20時) (レス) @page40 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年11月11日 2時