【246】 ページ27
彰優「善さん、そこまでです。貴方が殺める気がなくとも、その拳を振るわれたら確実にそうなります」
善「っ…」
今にも舌打ちをしそうな表情で、射殺するような眼光で彰優を睨む。しかし、その睨みに震える事もなく、依織の方に「いいですよね」と問いかける。
彰優「ここのゴミの掃除は、僕らが……そうですね？」
依織「あぁ、頼むわ。行くで、善」
善「………っ、はい」
彰優が手を離すと、固く握られた拳を降ろす善。そして胸倉をつかでいた男を乱暴に地面に叩きつけた。
「後は頼みます」と彰優に告げ、Aを抱える依織に続く。
壱「うぃーっす、おまたせ」
3人とほぼ入れ替わりに、壱がコンテナに入り、彰優の隣に並ぶ。
壱「彰優、県警に連絡とらんでいいの？」
彰優「必要ないですよ。これくらいは僕らで十分です」
壱「今日は絶対徹夜だなー」
彰優「慣れっこでしょ？」
壱「へへっ、誰かさん達のお陰でね」
学生が宿題をするかのようなテンションで答える２人。
そんな２人の背に、依織が「おい」と声をかける。
依織「わかってるとは思うが…生半可な罰やったら、いらんで」
そういう依織に「誰に言ってるんですかー」と壱が反応し、彰優も同意する。
彰優「知っているでしょう。僕らが、その人のためならどんなことだってすると。コイツ等が法の裁きを受けるのは………生半可以上の罰を受けてからです」
ガクガクと震える男を目の前にしながら、そう言う彰優。
その言葉を聞いた依織は「あとで報告してな」、と残し、2人はコンテナを後にし、目の前に止めていた車に乗り込んだ。
彼らが去った数秒後に、コンテナの中からいくつもの男達の悲鳴が上がった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - 鈴零_さん» 自分でもここまで長く続くとは思っていませんでた(;^ω^) これからもちょびちょび頑張ってやっていきますので、よろしくお願いします！ (2021年12月2日 23時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
鈴零_(プロフ) - 纏めた方がいいと思ったので、こちらで書かせていただきます。続編(part9)おめでとうございます。次もゆっくり見させていただきますね(*^^*) (2021年12月2日 20時) (レス) id: eefe8e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴零_(プロフ) - テルミヤコウジさん» 返信ありがとうございます、気づきませんでした(-_-;)全然大丈夫です、むしろ楽しみが増えるので( ´∀｀*)全部見ました！ (2021年12月2日 20時) (レス) id: eefe8e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» わー！毎度毎度コメント下さり、本当にありがとうございます！！cozmezなんか毎回短くてすいません（泣）今後の彼らに期待してみててください！よろしくお願いいたします！！ (2021年11月19日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - あーもうcozmez尊い！かわいい！毎回更新楽しみにしています！応援してます！ (2021年11月19日 20時) (レス) @page40 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年11月11日 2時
