【167】 ページ40
紗月「………“家族”だから、だよ」
『そうやって何かを信じるって事は、一つの能力で才能なんだよ。言葉にすればどれも簡単だ。だけど、それを永遠に大切にできるか、途中で捨てる事はないのか、そう考えればとても難しいんだ』
何もないというけど、君はそれを持ってる。
紗月「っ…信じるって、俺の感情みてぇなもんじゃねぇか…。俺は兄貴たちを信じてるけど、それが兄貴たちの為になるって…」
『信じてもらうって事は、その人にとって一番うれしい事なんだよ。だから、もっと誇っていい』
紗月「！」
『誰かのために…家族の為に必死に努力することは、何も恥じる必要はないからな』
紗月「……っ、そんなもん、知ってらぁ！」
強がるように言う紗月。
そんな紗月にフッと笑いをこぼし、橙色の髪をポンポンと撫でた。
『いい子、いい子』
紗月「が、ガキ扱いすんじゃ……っ！！」
『ハハッ、意外と髪柔らかいな』
紗月「っっつ！！？」
ほら帽子、と地面に落ちた帽子を紗月に渡す。
年相応の無邪気な笑みを浮かべるAにボーッと魅入られていた紗月だが、ハッとして帽子を奪う様にとる。
『どした？』
紗月「べ、べつに…なんでもねーよ！！」
そして、困惑するAに背を向け、赤く染まる顔を隠した。
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らむね - 善さんはなにを知っているんだろう...。続き楽しみです！ (2021年10月20日 16時) (
レス) @page49 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ありがとうございます！拙い文字力ではありますが、楽しんでもらう様に続き頑張ります！ (2021年10月3日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - いえいえ！オリジナル要素たくさんで逆に面白いです！毎回わくわくしながらみてますよ！なので問題なしです！！ (2021年10月3日 15時) (レス) @page32 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ご期待に添えられるように、頑張って考えて書きます！でも、オリジナル要素多すぎなので置いてきぼり展開になったらごめんなさい_(._.)_ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - コードの事ばれちゃった…どんな展開になるのか楽しみです！ (2021年10月1日 15時) (レス) @page29 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年9月14日 20時
