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【162】 ページ35

No SIDE



玲央を引きはがした後、近くの路地を捜索しだす。
先ほどのように二手に分かれ、Aは紗月と共にシロを探す。


紗月「……いねぇな」
『依織さんから連絡ないし、家に帰ってはいないと思うんだけど』


うーんと頭を悩ませたAはふと、『最終兵器使うか』と言いポケットをあさり出す。


紗月「最終兵器!?んなもんあんのか?」


期待の眼差しでAを見る紗月。
その中Aが取り出したのは……チュールだった。

予想外の物の登場に、目が点になる紗月。



紗月「……んだよ、それ」
『チュール』
紗月「んなことは分かってんだよ!!なんでチュール持ってんだ!?」
『いや、行く前に依織さんが“シロの奴、これ好きやから〜”って無理やり押し付けてきたんだよ』


アッサリと言うAに煩労しようとしたが、次の瞬間「シロ食いしん坊だからなぁ…」と呟きだす。信じ始めた紗月を信じられないという目を見開くA



『何マジな顔してんの?チュールでつれるわけないだろ。どこにいるかもわからんのに』
紗月「お前が言ったんだろ!!?」



「なんだよ、本気にしただろ!」と怒鳴る紗月を無視し、チュールを直す。



『吠えるなって、猿君』

紗月「猿じゃねぇ!玲央と似たような事言ってんじゃねぇよ!」

『人間、昔は皆、猿だよ』

紗月「え、マジか」

『……探すか』

紗月「お、おい。なんだよ、今の間!」



固まった紗月にそれ以上言わず、背を向けて歩き出すA。

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らむね - 善さんはなにを知っているんだろう...。続き楽しみです! (2021年10月20日 16時) (レス) @page49 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ありがとうございます!拙い文字力ではありますが、楽しんでもらう様に続き頑張ります! (2021年10月3日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - いえいえ!オリジナル要素たくさんで逆に面白いです!毎回わくわくしながらみてますよ!なので問題なしです!! (2021年10月3日 15時) (レス) @page32 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ご期待に添えられるように、頑張って考えて書きます!でも、オリジナル要素多すぎなので置いてきぼり展開になったらごめんなさい_(._.)_ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - コードの事ばれちゃった…どんな展開になるのか楽しみです! (2021年10月1日 15時) (レス) @page29 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年9月14日 20時

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