【169】 ページ10
神林「ってぇ？！…テメェ、何を…『触るな！！！』っ！」
神林匋平の言葉を遮って声を荒げた。
片手で首元を隠しながら屹っと奴の顔を睨みつける。
激昂している様子の私を見て目を見開いた神林匋平は、頭をガシガシと掻き「悪ぃ」と小さく
謝ってきた。
神林「単なる興味だ。忘れてくれ」
その言葉を聞いても尚、信用は出来ないかったので首元を隠したまま奴を睨み続ける。
バツ悪そうな顔でそれを見た奴は「ちょっと待て」と言い、扉の横にある戸棚から何かを取り出し、私に投げつけた。
『！………包帯？』
神林「見せたくねぇもんがあるんだろうが、首元見えちまってるからな。居心地悪ぃだろうが、それ巻いて隠せよ」
『………何も聞かないのか』
神林「俺もソッチで生きてきた筋だが…見せたくねぇもんだってある。外で待っててやるから、出来たら呼べよ。昼食わせねぇといけねぇから」
そう言い、神林匋平は部屋を出て、扉を閉めた。
ぐっと包帯を握り絞め、俯く。
別に、見られたって減るものじゃない。
どの道、コレを今の段階で消すことは不可能だ。
ちゃんとした教養を身に付けている人間以外でも、一般的な教養としてコレの存在を知る者は多い。
コレを見て蔑んだ奴等、憐れんだ奴等、下に見てくる奴等は大勢いた。
同時に、離れていく人間もいた。
どうでもいいクソカスみたいな連中の面が、コレを通して思い出される。
…分かっている。全員がそういう奴らのわけがない。
それでもコレを隠し続けるという事は……私がいかに人を信用していないかわかる。
『……………とことん、どうしようもない女だな』
自分自身で皮肉を吐き、貰った包帯を首に巻き始めた。
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» せ、宣伝下さりありがとうございます！お友達BAE推しなんですね！もしこちらに赴く機会があればぜひとも仲良くしたいです！（笑） (2021年9月13日 19時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - アレン推しなんですね！私の友達にもBAE推しの子がいて仲良くなれそうですねwwwもちろんその子にもこの小説おすすめしましたよ！ (2021年9月13日 16時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 椿さん、出したかったんです！情報全然ないからキャラクターつかめてるか分からないですけど…。コズメズ好きなんですね！私はアレン推しです！ (2021年9月10日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 椿さんがでてくるとは....。椿さん結構好きなので嬉しいです！でも推しは那由汰＆珂波汰ですw (2021年9月10日 21時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» らむね様！本当に何度もコメント下さりありがとうございます。夢主さんのイメージを気に入ってくださり、光栄です！今後とも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年8月17日 23時
