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【171】 ページ12

ASIDE




『ごめん』


沈み込んでいる男に一応謝罪する。けど、やった事に後悔はしていない。


神林「……いやまぁ…俺も一言余計だったな」


私のを腹に沈ませたのが強烈だったのか、ただ用心してなかったのか、壁に激突し肘をぶつけていた。

しかし、「ちっさ」と言われたからって手が出るって………私、沸点弱すぎだな。



『悪い……その、大丈夫か?』
神林「まぁ…こん位、リュウの突撃タックルに比べりゃ…」



よろよろと立ち上がる神林匋平。顔色が青いのは気のせいじゃないだろう。
鳩尾にめがけて拳沈めたので、張ってなかったらかなりヤバイだろう。

しかし、突撃タックルって……日頃からスキンシップ激しいだな、あの子。



神林「……なぁ、お前ってさ」
『何?』


また小さいと言った時の為に、拳だけ固めていると、「いくつだ?」と聞かれた。


いくつって、身長か?身長か?
デカイ事がそんなに偉いのか、あ"?



神林「拳固めるな。年齢の事だよ」
『……あ、なんだ。そっちか。20だけど』
神林「は、20?」
『なんだよ、その反応』



初対面の奴に年齢聞かれると、大抵こんな反応をされる。
成人越えてる風に見えないと言いたげだな、おい。



『悪かったな、20に見えなくて』
神林「あぁ…まぁ、見えねぇな」
『アンタさぁ、学習ないわけ?』




さっきからデリカシーのない発言で痛い目にあっているのに、まだ言うのかコイツ。
馬鹿なのかという目を向けると、流石に気づいたのかムッとしてそっぽ向かれた。


恐らく依織さんと同年代だと思うけど……なんというか、こっちはガキっぽいな。
翠石組にいた頃からこうだったのかな。



神林「おい、とにかく昼にすっぞ。歩けるなら、ホールに来い」



ぶっきらぼうにそう言うと、先先と歩いて行った。
正直ずっと寝ているのも辛かったから、身体を痛ませないように、ゆっくりとその背を追いかけた。

【172】→←【170】__神林SIDE



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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» せ、宣伝下さりありがとうございます!お友達BAE推しなんですね!もしこちらに赴く機会があればぜひとも仲良くしたいです!(笑) (2021年9月13日 19時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - アレン推しなんですね!私の友達にもBAE推しの子がいて仲良くなれそうですねwwwもちろんその子にもこの小説おすすめしましたよ! (2021年9月13日 16時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 椿さん、出したかったんです!情報全然ないからキャラクターつかめてるか分からないですけど…。コズメズ好きなんですね!私はアレン推しです! (2021年9月10日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 椿さんがでてくるとは....。椿さん結構好きなので嬉しいです!でも推しは那由汰&珂波汰ですw (2021年9月10日 21時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» らむね様!本当に何度もコメント下さりありがとうございます。夢主さんのイメージを気に入ってくださり、光栄です!今後とも頑張っていきますので、よろしくお願いします! (2021年9月5日 20時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年8月17日 23時

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