【140】＿＿cozmez SIDE ページ28
＿＿…彫金の翌朝
珂波汰「おい」
ドンッとAが眠るソファの足部分を蹴る珂波汰。
眉を寄せたAはそっと瞼を開け、自分を見下ろす双子を見る。
『……………な、に』
珂波汰「俺らもう用なくなったから出てからな」
『………………あ、ぁ…ど、ぞ』
「起こすなよ」という顔を浮かべながら、珂波汰たちに手を振るA。
だが、それは一瞬で降ろされ、そのままシーツに包まる。
その様子のAにはぁと溜息を吐く珂波汰は背を向ける。
珂波汰「んじゃあな、………Aサン」
『んー、あぁ』
珂波汰の言葉に適当に返事を返すA。
そして双子は事務所から出ていった。
バタンと扉が閉められて暫くモゾモゾとシーツを動かしていたが、ふと動きを止める。
『……あれ、今…名前でよばれた？』
＊＊
那由汰「やっぱ気に入ってんじゃん」
珂波汰「うっせ。いつまでもブ女って言ってたら、彫金の代金せびられる可能性あるからな」
那由汰「でもサン付けなんだね」
珂波汰「…うっせ」
気恥ずかしくなったのか、速足になる珂波汰に笑う那由汰は隣に並ぶ。
那由汰「珂波汰。メタル、凄ぇ綺麗になったな」
珂波汰「…あぁ」
那由汰「幻影も凄ぇことになるよな」
珂波汰「そうだな。悔しいけど、アイツのお陰で」
彫金されたばかりのピアスをお互いに撫でる。
那由汰「なぁ、珂波汰。絶対に勝とうな」
珂波汰「当たり前だろ。俺たち2人がいれば、最強なんだよ」
那由汰「へへっ、2人一緒に頂上へ」
珂波汰「…あぁ、全部ひっくり返してやるんだ。この腐った世界におさらばするために」
トンッと互いに拳をあわせ、ぶつける。
珂波汰「そのためにも、BAEも他の奴等もぶっ飛ばす」
那由汰「俺たち2人の音楽で」
「「地獄を見せてやる」」
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 展開怒涛過ぎますよね。CD内以外のストーリーはほぼ妄想なので、楽しんでいただければ幸いです！ｋろえからも頑張ります (2021年8月16日 0時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - どんどんすごい展開になってきてますね！応援してます！ (2021年8月15日 22時) (レス) id: be5ec27fa6 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ありがとうございます！ほとんどがオリジナル展開ですが、今後とも頑張って続けていくので応援よろしくお願いします！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 一気読みさせてもらいました！めちゃくちゃ面白かったです！更新頑張ってください！！！ (2021年8月8日 6時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます！パラライを知っている方、好きな方が中々いらっしゃらないので、そのようなコメントは嬉しいです！夜叉様との絡みもしたいです！今後ドラマCDの展開が読めないので、追々と考えておりますが、ご期待下さい！ (2021年7月27日 0時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年7月25日 19時
