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NO SIDE
アレン「こんなもんか？」
『うん、これでいい』
机とソファをずらし、ついでに敷いていたカーペットもずらす。
スペースの空いた場所に折り畳みの椅子をたて、小さなミニテーブルを立てる。
一度立ち上がり鞄からビニールテープを取り出すと、アレン達が座っている隅へ行き、テープを床に張る。
夏準「人の家に勝手にテープ張らないでもらえます？」
『安心しろ。ちゃんと痕が残らないやつだ。この線から先に出るなよ、作業の邪魔になるから』
邪魔したら工具投げるからな、と脅しをかけ折り畳み椅子に腰を下ろした。
同じ鞄から大きな筒状の布を取り出し、広げる。そこにはいくつもの工具がそなえつけられていた。
アン「な、なんかすごい本格的…」
アレン「プロみたいだな」
夏準「プロなんですけどね」
ある程度準備が整うと、スタンドライトを彫金を行う机の近くに設置した。
そして、立ち上がる。
『電気も消すぞ。光、あれだけだけど問題ないよな。どうしても無理だってなったら眠ってろ、そうしたほうが楽だ』
アン「あのスタンドだけで回り見えるの？」
『問題ない。幻影使うから』
「「「え」」」
『電気これだな』
3人の了承を待つよりも先にリビングの電気の場所を確認する。
次にバルコニーに近づくとカーテンをしっかりとしめ、光が漏れないように黒色のテープを張る。同じように扉の小窓にも黒いテープを張る。これで電気を消せば、光はスタンドライトのみとなる。
アレン「げ、幻影使うって」
『お前等のメタルじゃないから。私のメタルを共振させて光を放って、メタル自身の反応を確かめて上昇させながら磨いていく』
アン「なんか簡単に言ってるけど凄い難しくわかんないんだけど」
『簡単にいうと、私が自分のメタルに幻影を起こさせて、その反応でお前等のメタルを輝かせるの』
夏準「……あなたが幻影を起こさせるという事は、メタルにあなたがキスをするんですか？」
『そうだけど』
アッサリと言うAに3人は顔を崩す。
メタルにキスをする、DNAをメタルに刻ませる行為。
自分たちもライブの前に必ず行う行為……そして同時に、一番恐れるもののトリガーとなるもの「トラップ反応」を引き起こすからだ。
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 展開怒涛過ぎますよね。CD内以外のストーリーはほぼ妄想なので、楽しんでいただければ幸いです！ｋろえからも頑張ります (2021年8月16日 0時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - どんどんすごい展開になってきてますね！応援してます！ (2021年8月15日 22時) (レス) id: be5ec27fa6 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ありがとうございます！ほとんどがオリジナル展開ですが、今後とも頑張って続けていくので応援よろしくお願いします！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 一気読みさせてもらいました！めちゃくちゃ面白かったです！更新頑張ってください！！！ (2021年8月8日 6時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます！パラライを知っている方、好きな方が中々いらっしゃらないので、そのようなコメントは嬉しいです！夜叉様との絡みもしたいです！今後ドラマCDの展開が読めないので、追々と考えておりますが、ご期待下さい！ (2021年7月27日 0時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年7月25日 19時
