【119】 ページ27
ASIDE
夏準(名前で呼ばないと永遠と見つめられるので渋々)と共に作った料理を4人で食べた後、食後にコーヒーを飲んでいた。
私、快適に過ごし過ぎないか?
ふと、テレビをつけているとCMでParadoxLiveのことが報道される。
今日を数えるともう1週間きっている、STAGE BATLLEはいよいよ目の前だ。
チラリとほか3人に目を向けると、それぞれの面持ちでCMを眺めていた。
コイツ等とcozmezか。初戦から荒れるな。
カップを机に置き、立ち上がる。
『もう帰るよ、ご馳走様』
アレン「え、もう帰るのか!?」
『さっきも聞いたぞ、その台詞。リックが待ってんだ、戻る』
アン「リック?」
『チンチラ』
午前中からずっと事務所に置きっぱなしだ。
餌はおいてあるし、勝手に食べているとは思うけど……今日全然遊んでなかったから多分ふてくされてる。そろそろ帰ってあげないと可哀想だ。
夏準「午前中から放置していて大丈夫なんですか?」
『腹減ったら勝手に食べるように躾はしてる。けど、放置されて機嫌悪くなると色々齧り出すんだ』
アン「うわっ、気のひき方可愛いけど凄い迷惑」
『元々野生だからな』
この間はソファとカーテン齧ってたし…。また変なもの齧って無きゃいいけど食品関連は届かない所や、鍵つけてる場所にあるから大丈夫だが…心配だ。
『それじゃあ、邪魔したな』
可愛いが困った相棒の事を考えつつ、BAE宅を出た。
__……
外に出ると既に空の色は暗い。時計を確認すると18時を回っていたから当然か。
速い所帰ろう…いや、おやつを買って帰った方がいいか?
バイクに乗ってきてないが、乗り物に乗るのは死ぬほど嫌なので歩いて帰ろう。
すると、後ろから「おーい」と声が聴こえてきた。
振り返ると、ノートを片手にした朱雀野が私を追いかけていた。
97人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - KARAKARA666_さん» ありがとうございます!これからも更新続けていきますので、よろしくお願いします! (2022年1月9日 9時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
KARAKARA666_(プロフ) - 素敵な作品を作ってくださりありがとうございます。これからも楽しみにしています (2022年1月8日 2時) (レス) id: c4cee0671b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年7月17日 23時