【Beauty & Beast】11＿＿アンSIDE ページ48
ああ、この子はまだまだ愛し方を知らないんだだろうな。だから、ヤキモキして自分の気持ちが分からなくなっちゃったんだ。けど、とても素直で純粋な言葉だ、聞いているだけでその思いが伝わってくる。
きっと答えはもう出ていると思うんだけど、それを僕の口から言うのは酷だよね。
自分で気づいてこそじゃないと、きっと後悔しちゃう。
紗月「………さ、さいてーだと…思うよな。２人、好きになるなんて………っ、言ってて笑えるというか」
アン「そんなことないよ」
紗月「…え」
自虐し始めるさっちゃんに、待ったをかける。
２人好き、仮定として動けなくなっているだけでちゃんと見れば、どっちが正解かなんてわかるはずだよ。もしそうなっちゃったら、色々と波乱が舞い起こるけど。
アン「人を好きになるのって凄い事なんだよ。それにさっちゃんの事だから、両方適当に遊んで〜とか考えないんでしょ？」
紗月「なっ、そんなサイテーなことするわけねぇ！」
アン「だったら大丈夫。今はね、分からなくなっているだけ。だけど、いつかは区別しないといけない。相手の為にも、さっちゃん……の、トモダチの為にもね」
紗月「……」
アン「考える時間はまだまだあるよ。よーく考えてみて」
紗月「…………おう」
アン「…っていうのを友達に伝えてあげてね！」
紗月「…………あ、お、おう！」
もう完全に自分だって言っているようなもんだけど、可哀想だから黙ってあーげよ。
『ん？なんかあったのか？』
買い物にいっていたAが帰ってきて、ビクリと肩を揺らすさっちゃん。
真っ赤で固まっちゃった彼に変わって「べつに〜」と返事を返した。
区別しなきゃいけない………か、
アン「どの口が言ってんだろうなぁ」
『は？何が？』
アン「ううん、なんでもない！それよりピスタチオサイダーあった？」
『ねぇよ。見つけ出すリュウがおかしいんだよ』
自分自身に自虐を送りながら、話題を変えるように名前が持っていた袋を覗き込んだ。
作者のお部屋→←【Beauty & Beast】10＿＿アンSIDE
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - 莉久さん» ありがとうございます！shuffle妄想して書いて、滅茶苦茶楽しんでますｗ。もうそろそろ終盤で、ようやく第二章へのめどが立ってきたことにホッとしている作者です！これからも頑張ってshuffleストーリー仕上げていきます！ (2023年1月10日 20時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
莉久 - ｱｧﾞｯ( ˇཫˇ ) ｽｩｩｩｷﾃﾞｽ!毎回内容の尊い話を有難う御座います！珂波汰もだけどアレンが、アレンが最高です…可愛い！ほんとshuffleチームの話好きです！(悶え)主ちゃんも大好き！可愛いイケメン、最高じゃないですか...。更新頑張ってください！ (2023年1月9日 11時) (レス) @page37 id: 59b050925a (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - わこさん» あけましておめでとうございます！！楽しみにしてくれてありがとうございます！武雷管やばかったですよね、何十回も聞き返しています（笑）。この勢いを維持して、更新頑張っていきますので今年も、よろしくお願いします！ (2023年1月6日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
わこ - だいぶ遅れちゃいましたけどあけおめです！！！更新めっちゃ楽しみにしてました！先日の武雷管の新曲を聞いてうずうずして戻ってきたら更新があってうっきうきで読みました！！！ (2023年1月6日 16時) (レス) @page22 id: dd6f519676 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - ルナ（自称天才☆）さん» あけましておめでとうございます！去年に引き続き、ご愛読いただき嬉しいです！ダントツで好き、と言って貰えて本当にうれしいです！その言葉を胸に、更新頑張っていきます！今年もゆっくりになるかもですが、よろしくお願い致します！ (2023年1月3日 0時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2022年12月8日 0時
