【351】＿＿BAE SIDE ページ9
Aと別れてつかの間、先ほどからアレンは後ろをチラチラと振り返るそぶりを何回も行っている。それを見てウザったそうにアンは「いつまで見てんの」とぼやく。
アン「子供心配する親みたいだよ。まあ、どっちかっていうとアレンの方が子供なんだけど」
アレン「なんだよ、それ！普通に心配してんだろ！」
夏準「心配、だけですかね？」
夏準の含み笑いにビクリと肩を震わしたアレンが「な、なんだよ」とたじろぎながら呟く。
その呟きにふふふっと冷ややかな笑みを浮かべる夏準は「嫉妬、ですよね」という。
一瞬呆けた反応を見せたアレンだが、その言葉を漸く理解してカーッと顔を赤くし、固まっている。
アン「え〜もしかしてお兄ちゃんに妬いてたの？血が繋がってないからって、Aが必死でプレゼント選んでるの羨ましかったんでしょ〜」
夏準「まあ、いい気持ちにはなりませんでしたね。これで身内でもない男でしたら、問い詰める所でしたよ。不服ですけど」
アン「めっちゃ根に持ってるじゃん」
ウケると笑いながら夏準を肘でつつく。
2人の様子と、投げかけられた言葉で固まっていたアレンは漸く動き出し、「お、俺は！」とショッピングモールに響くのではないかという程大声を出す。幸いにも出口付近で、人気はあまり無かったので注目の的にはならなかったが、アレンは気にした素振りも見せず真っ赤な顔で地面に視線を落とす。
アレン「…お、俺はそ、そんな……っ」
アン「えー、アレン。ウジウジし過ぎ、ウザイよ」
アレン「ウ、ウザッ！？」
夏準「そこまで動揺してるということは、自覚しているんでしょう？隠す必要はないですよ、まず隠せてもないですが」
アレン「えっ！？」
夏準の言葉に「マジで…？」とか細い声で言うアレン。
呆然とするアレンにニッコリと笑みを浮かべた2人は同時に「マジで」と返す。
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テルミヤコウジ(プロフ) - よもぎまるさん» お返事遅れてすいません！応援の言葉ありがとうございます！ (2022年5月27日 1時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまる(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！！更新楽しみにしてます、頑張ってください！！ (2022年5月7日 15時) (レス) id: c35714e219 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - デクさん» ありがとうございます！更新が停滞しつつありますが、これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします！ (2022年4月11日 21時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
デク(プロフ) - 面白すぎて一気に読み進めてしまいました！これからも更新頑張って下さい！続き楽しみです！(*^^*) (2022年4月5日 15時) (レス) @page30 id: 370cd2c91c (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - あーる'さん» ありがとうございます！そんな風にお言葉をかけて頂き、凄く嬉しいです！頻度は落ちていくかもしれませんが、これからも頑張って更新していきますのでよろしくお願い致します！ (2022年3月27日 1時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2022年3月13日 22時
