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【Exhibition】7 ページ9

その時、墓所の入り口の方から色とりどりの花束を持ったAが歩いてきた。西門の姿を目にとめるやいやな首を傾げ、『西門さん?』と声をかける。


西門「Aくん?君も、お墓参りかな?」
『あ、はい。西門さんは………』
西門「ああ…。前に話した、妻の」
『そうですか』


西門の背後にある墓石を見て、静かに手を合わせるA。そんなAに一言お礼を言い、「A君は?」と問いかけた。



『…知り合いの墓があって、墓参りですね』
西門「そうか……随分と華やかだね。まぁ、私がいうのもなんだけども」
『そいつらがこういう花が好きなので』
西門「それは…シオンとアルメリア、ヒマワリにダリア…季節もバラバラだね」
『時期じゃない奴はドライフラワーにして貰って花束にしてもらってるんです。西門さんは、椿ですか』
西門「ああ。妻が好きな花でね。名前もこの花と同じ、椿なんだ」


華やかな方が彼女も嬉しいと思って、と言う西門に「そうでしょう」と返すA。
そして、先ほど青年が立っていた前にある2つの墓石にその花束を添え、手を合わせた。
西門も習い、手を合わせ、もう一度青年の姿を探す。



西門「…さっきその墓石の前に、人が立っていたんだが…帰ってしまったのかな」
『え?この墓石に?』
西門「ああ。凄く綺麗な顔立ちをした青年だったよ。丁度その花束にあるシオンと同じ名前を持った瞳を持つ青年だったよ」



「足音聞こえなかったんだが・・」と苦笑い混じりにいう西門に目を見開くA。様子がおかしいAに「どうしたんだい?」と声をかける。ハッとして、いいえと首を振った。

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テルミヤコウジ(プロフ) - SOMAさん» ありがとうございます!!これからも更新を頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!! (2022年2月2日 14時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - 鈴零_さん» 嫌な言い方なんてしていませんよ!こちらこそ長文で長々と申し訳ありませんでした!読者の方にとって作品が読みやすくなっていたと知れて、とても光栄で嬉しいです!!これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします!! (2022年2月2日 14時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» お返事遅くなりすいません!ありがとうございます!part13でもよろしくお願いします!! (2022年2月2日 14時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
SOMA(プロフ) - 面白かったです。これからも応援します! (2022年1月30日 15時) (レス) @page39 id: 4ad0b12df8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴零_(プロフ) - 返信が遅くなってしまってごめんなさい…。この作品が大好きなので、これからも応援させてください!! (2022年1月28日 15時) (レス) id: eefe8e15b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2022年1月9日 22時

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